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東山魁夷の名画『緑響く』の世界へ・・・信州「御射鹿池」とモーツァルトの旋律 [私的美術紀行]

先月末、信州とご縁が深い東山魁夷画伯の名画『緑響く』のモデルといわれる八ヶ岳中央高原・御射鹿池に行く機会に恵まれました。

数年前、某社の液晶TVのCMにも登場した“白馬が駆ける緑の森が水面に映りこむ幻想的な風景”です。

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★『緑響く』(1982年)★
長野県信濃美術館 東山魁夷館所蔵
(NIKKEI POCKET GALALYより)


ある時、一頭の馬が、私の風景の中に、ためらいながら、小さく姿をみせた。
すると、その時描いた18点の風景(その中には習作もあるが)の全てに、白い小さな馬が現れたのである。
白い馬は、風景の中を、自由に歩き、佇み、緩やかに走る。
しかし、いつも、ひそやかに遠くの方に見える場合が多く、決して、全面に大きく現れることはない。


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御射鹿池は、農業用のため池として作られ、その幻想的な風景から、農水省により「ため池100選」にも選ばれています。
酸性が強く、生き物が棲息することができない池の畔には数本の白樺があり、この日も観光客がこのあたりで記念写真を撮っていました。

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湖底に、酸性を好むチャツボミゴケが繁茂しているために、青緑に光る湖面に木々が美しく映るそうですが、東山画伯は御射鹿池をモチーフにした作品を他にも描いています。

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絵はがき★『緑映』★(1991年:セリグラフ)

そして、『緑響く』という作品にはモーツァルトにまつわるエピソードがあり、東山魁夷の美術館で売られている『東山魁夷が愛した モーツァルトの第二楽章』というCDのライナーノーツには次のような記述があります。

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「白い馬はピアノの旋律で、木々の繁る背景はオーケストラです。」
by 東山魁夷

ある時、私はその年に描く作品の構想を考えていると、ふと、モーツァルトのピアノ協奏曲イ長調(K.488)の第2楽章の旋律が浮かんできた。

嬰ヘ短調の6拍子で書かれたこの楽章は、穏やかで控え目がちな主題が、まずピアノの独奏で奏でられる。
(中略)
やがて、主題がピアノ独奏で変奏されると、フルートやファゴットが加わり優しい語らいを交わす。
(中略) 
すると、思いがけなく一頭の白い馬が、針葉樹の繁り合う青緑色の湖畔の風景の中に小さく姿を現して、右から左へとその画面を横切って姿を消した。
私はこの幻想から一枚の構図を得て≪緑響く≫と題する作品が生まれた。

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私は、数年前、市川市東山魁夷記念館で、壁面に飾られた東山魁夷画伯の作品に囲まれて、モーツァルトのピアノ協奏曲23番第二楽章の演奏を聴くというなんとも贅沢な体験をしたことがあります。

信州原村のリングリンクホールのコンサートでお馴染みの音楽家・森ミドリさんが、作品展示室内でチェレスタを演奏されるという市民向けのコンサートイベントに参加させていただくことができたのです。

森ミドリさんのモーツァルトのピアノ協奏曲演奏は、日本の横笛演奏者の松尾翠さんとの合奏でしたが、和楽器がモーツァルトの楽曲の哀愁に満ちた世界を見事に表現できることに驚きました。

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森ミドリさんは、今年の7月、リングリンクホール15周年記念演奏会で松尾翠さんとのコラボ演奏でモーツァルトのピアノ協奏曲を聴かせてくださったのですが、そのリングリンクホールが閉鎖されるかもしれないというので、旧友たちと原村にでかけたおかげで『緑響く』のモデルとなった御射鹿池に行くことができたというのは不思議な巡り合わせです。

 

 


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戦後70年、今年は、“負の世界遺産”原爆ドームがある広島へ行こう [日本探訪]

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世界で初めて原子爆弾が広島に投下された日から70年。


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日朝8時から広島市の平和記念公園で開かれた記念式典(原爆死没者慰霊式・平和記念式)には被爆者や遺族、安倍首相、世界100か国とEUの代表ら5万人以上が参列。犠牲者を悼み、鎮魂の祈りを捧げました。


戦後生まれで東京育ちの私は、広島や長崎の原爆投下のことは知っていても被爆体験のある人が身近にはいなかったので、メディアを通して得た知識はあっても、被爆の体験談などを直接見聞きする機会はありませんでした。

今年5月末、初めて広島の平和記念公園内の平和記念資料館を見学しましたが、とても凄惨な状況を克明に説明する記録や資料類の展示は私にとって大変衝撃的なものでした。


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大学クラブ時代の仲間たちとの広島旅行3日目の朝、平和大橋にほど近いホテルを出発して徒歩で平和記念公園に向かいました。

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緑豊かで近代的なビルが立ち並ぶ現在の広島市・平和大通り

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平和大橋から望む元安川
川面には牡蠣料理の店が写りこむ美しい景観。


元安川と本川にはさまれた平和大通り以北原爆ドーム周辺を合わせた平和記念公園は約12.2ヘクタールの広さ。
このあたりは、城下町時代から昭和初期まで広島市の繁華街で、被爆前は飲食店や旅館が立ち並び日夜にぎわう場所でした。

1945年8月6日朝8時15分、広島に原子爆弾が投下され、その年の12月末までに約14万人が亡くなりました。
平和記念資料館など多くの施設やモニュメントがある平和記念公園は、1200本の樹木の緑と美しい花壇のある祈りの聖地となっています。

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広島市立高女原爆慰霊碑

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平和記念ポスト

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平和記念資料館前、「祈りの泉」がある広場

被爆の実態を伝え、核兵器のない平和な世界の実現へ貢献するため造られた平和記念資料館では、被爆までの広島の歴史から、原子爆弾開発から投下までの経緯、現在の核兵器の状況など幅広い展示がなされています。
特に、被爆者の遺品や高熱で融けた瓦等の被爆資料は、説明ボードを読むだけでも辛い思いをするような展示品がたくさんありました。
今回はグループでの見学のため、ゆっくり説明文を読む時間がとれなかったことが残念でした。

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原爆死没者慰霊碑
正面には「安らかに眠って下さい 過ちは繰り返しませんから」と刻んであります。

原爆犠牲者の霊を雨露から守りたいとの願いをこめて、家型ハニワに設計されています。
中央の石室の中には原爆犠牲者の名前を記載した原爆死没者名簿(2007年現在、約25万人)が収められています。

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原爆の子の像
12歳の時、原爆による白血病の闘病中鶴を千羽折れば治ると信じ、鶴を折り続けながら短い人生を終えた佐々木禎子さんの死をきっかけに、原爆で亡くなったすべての子どもたちの死を慰め、世界平和を呼びかけたいという子どもたちの発案で作られたモニュメント。

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今でもたくさんの千羽鶴が捧げられています。

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平和記念公園
後方の建物は平和記念資料館


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対岸にある世界遺産・原爆ドームに向かいます。


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原爆ドーム

この建物は、チェコの建築家ヤン・レツル設計により1915年に「広島県物産陳列館」として開館。
被爆直前は「広島県産業奨励館」として使われていました。
原爆はこの建物の南東160mの上空約600mでさく裂し、爆風と熱線によってこのような廃墟の残骸と化しました。
戦後、原爆の惨禍を後世まで伝えるため被爆当時のままで保存しよういう市民などからの声により、1966年、広島市が永久保存を決定。

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原爆ドームの模型を使って観光客に説明する人も。

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原爆ドームには、世界遺産の登録基準となる文明や芸術、景観にかかわるものはありませんが、ポーランドのアウシュヴィッツと同様に、人類の「負の遺産」として、1996年、核兵器廃絶と人類の平和を求める誓いのシンボルとしてユネスコの世界文化遺産として登録されました。 
ドームが建つ3900㎡の核心地域と平和記念公園、周辺河川地区の約42万㎡が世界遺産の登録範囲となっています。

(参考資料:広島市観光案内所)


世界で唯一の被爆国に生まれた者として、戦後70年という節目の年に、ぜひ広島の地を訪れて自分自身の目で、被爆地・広島を体験してほしいと思います。


原爆が投下された直後、戦時中の新聞検閲により、広島の実情を報道することができなかった毎日新聞は、終戦が決まった8月15日の朝刊で広島の惨状を伝えるルポを掲載したそうです。
     ↓
http://mainichi.jp/journalism/listening/news/20150803org00m070005000c.html


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桜浜・桃浜~双子のエンジェル②・・・ベテランママ良浜の子育てと隣で見守る父 [パンダ]

南紀白浜のパンダファミリーのレポート。
今回は初日の室内展示の様子です。


アドベン生まれで9月で15歳になる良浜は、今回の双子たちが4回目の子育てとなるベテランママ。
それでも時には、子育てのストレスが溜まってしまうこともあるようで、そんな時は飼育員さんたちのサポートに助けられています。

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木の下に座り込んでいるのは桜浜。

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観覧通路のすぐ前に『パンダのぬいぐるみ』の落し物?

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ではなくて、妹の桃浜。

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木の下ではにかんだような表情を見せるのは姉の桜浜。

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と思ったら、桜浜がひっくり返ってしまいました。

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あれ、まだ起き上がらないの?
よく見ると、こちらは桃浜でした。

しばし、双子たちから離れ、「パンダラブ」に暮らす兄姉たちの様子を見行くことにしました。

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もうすぐ5歳の誕生日を迎える兄の海浜。
真剣にタケを選ぶ雰囲気は父の永明さんに似てきました。 

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海浜の双子の妹陽浜
隅っこで寝ていることが多く、なかなか間近で見ることができません。

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優浜はもうすぐ3歳の誕生日を迎えますが、すっかり女の子らしい雰囲気に成長。
超健康優良児と思っていましたが、双子のエンジェルたちはそれを上回る成長ぶりとか。

さて、レッサーパンダのレクチャータイムをみたり、ランチ休憩の後再び母子の部屋へ戻りました。

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少しはにかみながらお客様とお話しているような桜浜

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お腹がいっぱいの昼下がりは親子で身体を寄せ合ってお昼寝タイム。

雨が降ってもサファリパークの動物たちに逢えるケニア号で時間をつぶして午後4時ごろ、双子たちのもとへ。。。

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赤ちゃんパンダは木登りが大好き。
桃浜は、木の股に顔を挟んでぶら下がるのがお気に入り。
時には身体が挟まって降りられなくなってしまうこともあります。

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おっとりしている桜浜はママのそばにいるのが好き?

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桃浜は活発に動き回り単独行動も多い?

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双子たちそれぞれのリラクシングポーズ?

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遅い午後、平和なパンダ母子のガラス越しに隣室の永明の影。

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ママの肩たたきではなく、寝ているママを乗り越えていくだけ。

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ママが食べるための長い竹を桃浜が掴みました。

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身体の向きを変えた桃浜が、竹槍を構えるようなポーズで狙いを定めます。 
危ない!

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桃浜の竹槍攻撃が桜浜の顔に命中し、のけぞる桜浜。

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桃浜も勢い余って倒れてしまいました。

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ありゃりゃな桃浜。

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寝ていた良ママも起きだして、心配そうに桜浜のところに駆け寄ります。

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何が起きたのか瞬時に察したママからお仕置きされる桃浜。

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再び平和な様子でシンクロする母子。

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団子状態ではしゃぐ母子。

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桜浜は大好きなママと並んで記念写真のポーズでご機嫌。


午後4時半、双子たちの展示終了時刻が近づいた頃、始まりはお尻チェックだったのにいつのまにか良ママが本気で母子プロレスまがいの『可愛がり攻撃』をしかける展開になってしまいました。
動いているうちに良浜の感情が高ぶったのか攻撃はかなり執拗で長時間に及ぶものとなり、小窓からもう片方の双子が巻き込まれないように押さえていた飼育員さんも少し心配そうにみえました。

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良ママと赤パンが激しく動き回る気配に、隣室にいる父・永明も気にしている様子。

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「大丈夫だから心配しないでね」

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良ママのかなり激しい攻撃に、目が離せなくなった永明パパ。

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横にまわってみると永明パパはこんな感じで柵にべったり貼りつき心配そうに覗いていました。

ようやく我に帰った良ママが攻撃をやめて退出するまで少し時間がかかり、双子のバイバイタイムは予定より15分ほど遅れました。

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スタッフの胸にしがみつきながらバイバイする桃浜。

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バイバイのポーズをする桜浜。

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最後にお客様に挨拶して退出する双子。

可愛い双子のエンジェルを満喫した一日でした。


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桜浜&桃浜~双子のエンジェル・・・やっと会えた!南紀白浜・アドベンの赤パン [パンダ]

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(向かって左が桜浜、右が桃浜)

現在7頭のパンダが暮らす南紀白浜のアドベンチャーワールドはまさに「パンダの楽園です。
昨年12月2日、アドベンに舞い降りてきた双子のエンジェル「桜浜&桃浜」にようやく会うことができました。

たくさんのパン友さんたちがツイッターやブログで赤パンたちの写真や近況を報告してくださるので、自分が直接会いに行く前に、双子の特徴などを色々予習していましたが、7月4日と5日、訪問時の大半をこの子たちの前で過ごしてもやっぱり見分けがつかないくらいよく似たメスの双子ちゃんです。

私と娘が2台のカメラで撮影した写真を自分自身の備忘録のためになるべく時系列で並べてありますが、名前の取り違えもあるかもしれません。

7月4日朝、9時45分スタッフの女性に抱っこされた桜浜・桃浜が登場。
羽田からの飛行機が視界不良で着陸できないかもといわれて東京を出発しましたが、雨がやんで雲が薄くなったおかげで念願のお外の赤パンを見ることができました。

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「シェー」のポーズは桃ちゃん。

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桜浜&桃浜を抱っこするスタッフが近況などを報告しながらお客様の前を一周。

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お客様に思いっ切り愛嬌をふりまく姉の桜浜。

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生後7か月を迎えた双子の赤パンは元気いっぱい。
抱っこする女性スタッフも息が切れそうですが、早く降りたい双子。


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本日朝の体重を示すボードの横にある滑り台にセットされた双子の可愛いお尻比べ。

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モメモメする双子たち。

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しばらくすると滑り台から降りた双子は、それぞれのお気に入りスポットに移動。
桃浜は大きな岩へまっしぐら。

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桜浜は、反対側にある池のほとりへ。

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双子の赤パンがブランコに座る可愛い姿も観てもらおうとスタッフが乗せてくれましたが、まだブランコ遊びはあまり興味がない?

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どうやら、滑り台を登ることはマスターした様子。
滑り台の上は段違いに並べた櫓とつながっており、双子は櫓の上に移動してもふもふしておりました。

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櫓の上でひと休みしたい桜浜ですが、、、

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櫓の上にいる双子を間近で観察しようとパンダ舎の上に登ると、
一緒に遊びたい桃浜が桜浜にちょっかいをだしているようです。

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桃浜は櫓の端っこにうまくしがみついてバランス感覚の良さを披露。

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桃浜の「遊ぼうよ!攻撃」で桜浜も起きあがりました。

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でもやっぱりネムネムな桜浜・・・

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竹の葉っぱをはむはむしながら眠気と闘う桜浜。
櫓から落ちそうで落ちない桃浜。

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双子たちは何かお話しているのでしょうか。

しばらくはつかず離れずの距離で櫓の上を満喫していましたが、雨が降り出してきました。

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グルメなパパの真似をして?タケの匂いを嗅ぐ桃浜。 

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相変わらず落ちそうで落ちない桃浜。
お客様への目線の配り方はアイドルの自覚? 

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眠気とたたかいながらもポーズをとる双子のアイドル。 

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小雨の中でも愛嬌をふりまいてくれたお外の赤パンたちですが、雨脚も強くなってきたので11時過ぎからは室内に移動して、良浜ママとの母子展示に切り替えられました。
(次回に続きます)


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圧巻!黛敏郎のチェロのための『文楽』、新緑の信州原村で藤村さんのチェロ演奏会 [原村の小さなホール]

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信州・原村の第二ペンションビレッジにリングリンク・ホールという小さなホールがあります。

ホールを主宰する小林節子さんが私の大学クラブの先輩ということで、イベントの裏方として年に数回原村に通うようになりました。

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5月17日、ホール恒例の「藤村俊介チェロ演奏会」の日は、見事な五月晴れ。
今年は原村も春先から気温が高く、花の季節が例年より早目のようで、ホールのシンボルツリーも花絨毯になっていました。

藤村さんはお忙しいスケジュールの中、ピアノ伴奏の奥様、お子さんたちと一緒に神奈川県から駆け付けてくださいました。
長男の俊太郎君の演奏もあるというので、俊太郎君との再会を楽しみに私も東京から原村へ。

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受付の準備をしながら開演前のリハーサルを満喫できるのが毎回至福の楽しみですが、俊太郎君もご両親の演奏をホールの2階からチェック。

東京からお越しの方など、50名を超えるお客様が開演前から続々とホールにお集まりくださり、受付は大忙しでしたが、以前も来てくれたことのある元同僚の後輩ちゃんが手伝ってくれたので助かりました。 

演奏会は事前に発表されたプログラム通りに進行します。

♪♪ ボッケリーニ ソナタ ♪♪


♪♪ エルガー 愛の挨拶 ♪♪


♪♪ メンデルスゾーン 春の歌 ♪♪

藤村さんがこのホールで演奏会をなさるようになって10年。
リピーターのお客様にはすっかりお馴染みなった小品など、チェロの優しい響きがホールに響き渡ります。

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次は本日の注目曲、日本人の作曲家・黛敏郎の名曲が披露されます。
藤村さんはこの曲を演奏するにあたって国立劇場で文楽を鑑賞し、人形たちの実際の動きなどを入念に研究されたそうです。

♪♪ 黛敏郎 無伴奏チェロのための「文楽」♪♪ 

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まるで三味線のバチをを弾くように力強いタッチのピチカートが続きます。

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目の前の舞台で文楽の人形たちが操られているシーンがまぶたに浮かんでくるような素晴らしい演奏でした。

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(熊本県・清和文楽劇場)

チェロは“癒しのチェロ”といわれるように穏やかな演奏というイメージが強いのですが、この曲を聴いてチェロいう楽器の別の顔を見せていただきました。

さて、いよいよ藤村俊太郎君の登場です。
8歳の時、このホールの打ち上げ会場で初めて人前で演奏したのがとても楽しかったという俊君、今年はどんな演奏を聴かせてくれるでしょうか。

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♪♪ ゴルターマン コンチェルト第一楽章 ♪♪

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演奏しているときはとても真剣な表情です。
初めて演奏した時の子ども用チェロから、つい最近フルサイズのチェロに変えたという俊君の演奏、とても上達していました。
会場のお客様から、温かい拍手をいただき、ご両親もほっとされた様子でした。

再び、藤村さんの演奏が続きます。

♪♪ ドビュッシー レントより遅く ♪♪


♪♪ フォーレ 夢のあとに ♪♪


♪♪ サン=サーンス 白鳥 ♪♪


♪♪ ポッパー ハンガリアン・ラプソディー ♪♪

藤村さんはこれまでにソロを含めて何枚もCDを出されていますが、昨秋、恩師・安田謙一郎先生とのデュオ演奏のCDを出されました。

チェロ・デュオ

チェロ・デュオ

  • アーティスト: 藤村俊介,安田謙一郎,ボッケリーニ,クープラン,バルトーク,ポッパー,プロコフィエフ
  • 出版社/メーカー: マイスター・ミュージック
  • 発売日: 2014/11/25
  • メディア: CD



会場でCDをお求めになれるようにお手伝いしましたが、ご高齢の安田先生とのレコーディング時のエピソードなど興味深いお話を聞かせていただきました。
このCDの収録曲にはなじみがない方も多いと思いますが、安田先生究極のこだわりの演奏は何度も聞くうちに知らず知らずにチェロの魅惑の世界にひきこまれるのではないでしょうか。

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今回用意してくださったアンコール曲は3曲。

♪♪ G・カサド 親愛なる言葉(愛の言葉)♪♪

前述の恩師・安田先生は、スペイン留学時、名チェリストだったG.カサドの自宅に下宿していた方。
この曲はそのカサドが、巨匠・カザルスに捧げた曲。

♪♪ ポンセ エストレリータ(メキシカンセレナーデ)♪♪


♪♪ R.シュトラウス 「町人貴族」より アンダンテ ♪♪


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もしかするとこのホールでの演奏会は今年が最後になるかもしれない事情が節子さんにあります。
節子さんから10年間の感謝をこめて奥様に贈られたのは原村特産品のセロリの花束。
毎年同行したお子さんたちの成長ぶりを語りながら、節子さんも感慨深げでした。

演奏会の終了後、お客様もまじえてのささやかなティーパーティがありましたが、毎年原村で素晴らしい演奏を聴かせて下さった藤村さんご一家には心から感謝申し上げます。

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当日演奏された楽曲の一部は、既出のアルバムに収録されています。

ハバネラ~チェロ小品集~

ハバネラ~チェロ小品集~

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: マイスター・ミュージック
  • 発売日: 2013/10/25
  • メディア: CD




カサド:無伴奏チェロ組曲

カサド:無伴奏チェロ組曲

  • アーティスト: 藤村俊介,藤村俊介,カサド J.S.バッハ
  • 出版社/メーカー: マイスター・ミュージック
  • 発売日: 2007/04/24
  • メディア: CD




頑張れ!未来の巨匠・藤村俊太郎君>


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演奏会終了後、演奏曲目の楽譜を見せる中1の俊太郎君にとって、
フルサイズのチェロを背負って歩くのはちょっぴり大変そう。

俊太郎君は、今、チェロを弾くのがとっても楽しいと語ってくれました。
もしもこれから、お父さんと同じ道を目指すとしたら幾多の厳しい試練が待っているかもしれないけれど、自分が楽しく演奏することで聴いた人が幸せな気分になれるなんてすばらしいことです。

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(2015.5.17)

俊君が初めて人前で演奏したのは、このホールでの演奏会の打ち上げ会場でした。
チェロを習い始めたばかりの俊君8歳の夏。 

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(2011.7.2)

そして翌年は、公開レッスンの形で父子共演。

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(2012.5.20)

 


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来園4周年の上野パンダ、リーリーの熱い想いはシンシンに届くのか? [パンダ]

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今年こそ赤ちゃんパンダを」の期待が高まる上野動物園のパンダ、リーリー&シンシンですが、相性が良いといわれるこのカップルに“恋の季節”が訪れるのはいつでしょうか?

2011年に来園したリーリー&シンシンは、2012年に自然繁殖で出産に至ったものの赤ちゃんはまもなく死亡、翌年は“偽妊娠”、そして昨年は同居に至らずということで 、改めてパンダの繁殖の難しさを知らされました。

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今年は、繁殖行動に備えた環境作りの準備が既に整い、パンダ舎の観覧通路の外側には目隠し用のフェンスが設置され、交尾する際に利用する放飼場にどちらか1頭が自由に出入りできるようになっています。

今年1月ごろからリーリーはシンシンの匂いに興味を示しているものの、シンシンには変化が見られないようです。


最近のリーリーシンシンの様子を写真でご紹介します。


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リーリーは昨年12月から引き続き高層櫓生活。

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リーリーが最上階に登っているのを私が最近見たのはお昼寝の時くらいですが、どうやらこの場所から隣の放飼場が見えるらしい。

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園児や児童・生徒の団体が発する「パンダコール」が苦手なシンシンは、フラッシュや騒音を避けて櫓の下に潜ってしまうことも多いのですが、リラックスした様子で笑顔でお食事中。

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機嫌よく過ごし、食欲旺盛で、起きている間は殆ど食べ続けているシンシンの様子はとても落ち着いていて、発情はまだまだ?

一方、“恋の季節”に備えて心身共に準備が整っているらしいリーリーは、リラックスした中でも 若干そわそわしているように見えます。

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時折、シンシンへ熱い思いを馳せているように思える表情も、、、


そんな中、3月6日の午後のパンダ舎です。

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ご機嫌麗しくお食事中のシンシンさん。

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午後3時半を過ぎてもシンシンさんは衰えぬ食欲を見せてご機嫌な様子でまだまだお食事中。

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リーリー君は早々と食事を済ませて放飼場をうろうろ歩きながらお隣のシンシンさんを覗いていますが、シンシンさんはガン無視? 

すると、シンシンさんの様子がどうしても気になってしようがないリーリー君、いきなり櫓の横にある高い木に登りはじめました。

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大柄なリーリー君の体重は約130キロ。
重みで枝が折れてしまうのではと心配するお客様も。

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どうやら高層櫓の最上階よりも高い地点に到達した模様。

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身体の向きを変えて、隣のシンシンさんの姿を生で観察している様子。

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リーリー君が樹上に滞在したのはほんのわずかな時間。
慎重にルートを模索しながら木から降リてきます。
大きな体でなんとか木の近くにある高層櫓の柱にしがみついて櫓に移動することに成功。

いつものように後ろ向きで櫓から降りてきました。

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高い木の上に登って、シンシンの姿を生で確認して満足したのか、リーリーの木登りは1-2分で終了しましたが、3月8日の午後にも木に登ったそうです。

さて、“恋の季節”到来にはまだまだ温度差がみられるこのカップル。

リーリーの熱い想いがシンシンに届く日はいつ?

加油!比力! 


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上野のホッキョクグマ・デアちゃん、赤いポリタンクと戯れる「水中ショー」 [動物園歩き]

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先日の記事でもご紹介しましたが、上野のホッキョクグマ・デアちゃんは寒い冬こそ元気に絶賛営業中です。

人間の年齢なら18歳くらいになる6歳のデアちゃんはまだまだお転婆盛り。
単独展示のデアちゃんが退屈しないように飼育員さんが古いポリタンクで作ってくれた遊具が最近のお気に入りで、遊び方も日々進化している様子。

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連結しているホースを齧る
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ちぎれたホースの破片が散乱・・・
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さて、どうしようかな、、、
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プールの縁まで運ぶ
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あれ、プールに落としたポリタンクが遠くて届かない
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ポリタンクめがけて飛び込むデアちゃん
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ポリタンク、回収!

(水中の様子が良く見えるように、下のフロアに移動して観覧します。)

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「水中ショー」が始まるよ
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両手でポリタンクを押し下げる
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浮かび上がってくるポリタンクを捕まえる
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連結ホースを口にくわえる
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ポリタンクの下に潜ってみる
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ポリタンクと一緒に浮上する
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狭いトンネルをくぐってご挨拶に来るデアちゃん
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どう、上手に泳げたでしょ?

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最近のデアちゃんは、水中ボール遊びなどで長時間息継ぎせずに潜る練習を繰り返していました。
プールの中でデアちゃんと一緒にボール遊びをしたら楽しそうだね?


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ガラス越しにデアちゃんの足に触ってみたら、「足、デカ~」

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ボールをつかむ爪先も鋭い!

ゴメン!デアちゃんと一緒にプールで遊ぶのはちょっと無理だわ~

でも、オヤツタイムのデアちゃんを見ているだけで私も幸せな気分になれるよ。

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(2015.1.30~2.6撮影


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「ルーヴル美術館展」まもなく開催・・・待望の初来日、フェルメールの『天文学者』 [私的美術紀行]

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(展覧会チラシ)

 221日(土)から「ルーヴル美術館展」~日常を描くー風俗画に見るヨーロッパ絵画の真髄~が国立新美術館で開催されます。

今回のテーマは、人々の日常生活の情景を描いた「風俗画」なので、「歴史画」や「宗教画」など作品鑑賞に若干の知識が必要とされるのは苦手という方でも気軽に楽しめそうな企画です。


≪ルーヴル美術館展開催概要≫


2015.2.21(土)~6.1(月)

国立新美術館 企画展示室 1E

10:00-18:00 
(金曜日、5/23(土)、 5/24(日)、 5/30(土)、 5/31(日)は20:00まで

休館日:毎週火曜日。 但し、5/5と 5/26は開館)




風俗画には身分や職業が異なるさまざまな人々のごくありふれた日常がいきいきと描かれていますが、必ずしも現実が描かれているわけではなく、道徳的・教訓的な意味が込められていることもあり、そういうメッセージを読み解くのも「風俗画」鑑賞の楽しみ方のひとつでしょう。


本展覧会のチラシや公式ホームページで紹介されている出展作品の中から、私が好きな作品などをいくつかご紹介します。

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★フェルメール『天文学者』★1668
Photo by「世界の美術館」)

フェルメール作品で男性の単身像は本作の1年後に制作された『地理学者』(1669年:シュテーデル美術館蔵)との2点のみ。
どてらのような東洋風の上着をまとった長髪の男性は同一人物のようだ。
天文学と地理学は地図製作に欠かせない学問で、特に海運通商国のオランダでは重要視され<同じ学者が手掛けることも多かったといわれている。

ところで、この画面は望遠鏡が見当たらないのだが・・・

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★マセイス『両替商とその妻』★
1514
(Photo by展覧会チラシ)

本作はアントワルペンでも活躍し、イタリア・ルネサンスと北方ルネサンスの様式を融合した画家・マセイスの代表作。
背後の棚や机に置かれた様々な物の質感が見事に描き分けられており、画面手前の凸面鏡にはもうひとりの男と窓が映っている。

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★ムリーリョ『物乞いの少年(蚤をとる少年)』★
1647-48年頃
Photo by「世界の美術館」)

代表作『無原罪の御宿り』など聖母の画家として知られるムリーリョの若き日の作品。
17世紀スペインで大いに流行した「厨房画(ボデコン)」は、概して質素でつましい日常生活の細部を飾り気なく描いている。
観る者に少年の境遇を切なく訴えている汚れた足が印象的。


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★ティツィアーノ『鏡の前の女(化粧する女)』★
1512-15
Photo by「世界の美術館」)

みずみずしい裸体画を多く描いたティツィアーノは「色彩の魔術師」と呼ばれ、ヴェネツィア派最高の巨匠といわれる。

本作のように男が差し出す手鏡にうっとり見入る女など、鏡をモティーフにした「化粧する女」は多くの画家が好んで描いた。

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★シャルダン『猿の画家』★
1739ー40年頃
(Photo by展覧会チラシ)

パリに生まれたシャルダンは、中産階級の日常的な題材をややくすんだ精妙な中間色で詩的にまた写実的に描いた画家といわれ、同時代のロココ趣味とは一線を画している。

猿の画家はキャンバスに一体何を描いているのだろうか?


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★ブーシェ『オダリスク』★1745
(Photo by展覧会チラシ)

『ポンパドゥール夫人』の肖像画で知られるブーシェはフランス・ロココの典型的な画家。


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★ヴァトー『二人の従姉妹』★
1716年頃
(Photo by展覧会チラシ)


パリに出て装飾などの仕事もしていたヴァトーは、ロココ最大の画家といわれる。
雅な風俗と宴の情景を憂愁の気分のうちに描いて時代の寵児となったが37歳の若さで病没。


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★レンブラント『聖家族』または『指物師の家族』★
1640
(Photo by展覧会チラシ)


本展では、16世紀初頭から19世紀半ばまでの約3世紀半にわたるヨーロッパ風俗画の展開を、ルーヴル美術館の珠玉の名画約80点によって紹介するとのこと。

ここでご紹介した画家の作品のほか、ルーベンス、ル・ナン兄弟、ドラクロワ、ミレーなど、ヨーロッパ各国・各時代を代表する巨匠たちの名画が一堂に会するとのこと。
美術館で素晴らしい名画を鑑賞できる日が楽しみですね。


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寒い冬はホッキョクグマの季節、雪が降ったら上野動物園に行ってみよう! [動物園歩き]

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(2015年1月9日撮影

寒中お見舞い申し上げます。

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東京地方が今季初積雪となった日、寒がりの私としては暖かい室内でぬくぬくしたいところですが、野生環境では北極圏に生息し雪景色が一番似合う動物、ホッキョクグマの様子が知りたくて上野動物園に行ってきました。

現在上野動物園で飼育しているホッキョクグマは6歳のデア(♀)1頭のみですが、「ホッキョクグマとアザラシの海」を表現した広いプールのある放飼場を自在に動き回り、おもちゃで遊んだりダイナミックにプールに飛び込む姿が可愛いと人気があります。

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南イタリア生まれのデアちゃんは、上野に来園した年の冬は初雪に大興奮で、空から舞い落ちる雪片を手でつかんでは口の中にいれてその感触を楽しんでいたそうですが、昨年の大雪の時は赤いポリタンクを橇のように押し歩きしてはしゃいでいた姿も見られました。

今年も、雪を食べてみたり、飼育係が投げ込むエサを追いかけて水分の多い雪のスロープを降りるときはちょっぴり足をすべらせてしまいお客様から笑い声も。

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<水中でのボール遊び>

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(2015年1月30日撮影)

都心でも未明から降り始めた雪が数センチの積雪となったこの日のデアちゃんは、いつもよりテンションが高く、雪の感触を楽しむかのように元気に動き回ったり、プールの中では自分が遠くに押しやったボールを追いかけて捕まえる遊びを長時間楽しんでいました。

<運動場に備え付けのタイヤで遊ぶ>

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(2015年1月2日撮影) 

運動場の段差のところに置いたタイヤに乗って手で押したり離したりすると、シーソー遊びができることを発見したデアちゃん。

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(2015年1月30日撮影)

<ポリタンクで遊ぶ>

プールに投入される赤いポリタンクには、小さく刻んだ肉やリンゴなどのおやつが入っています。
ポリタンクを上手に傾けて中身を取り出すデアちゃん。
 

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(2014年12月24日撮影)

おやつを食べてしまった後、デアちゃんはポリタンクに乗ったり、上から押してみたり齧ってみたりします。ボロボロになってしまった古いポリタンクを連結しておもちゃとして与えたらデアちゃんは殊の外気に入った様子。
お客様に自慢げに?見せびらかすデアちゃん。

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(2015年1月9日撮影)
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(2015年1月15日撮影)


<オヤツタイムの行動観察>

毎日午前と午後に飼育係がエサを投げ込むオヤツタイムは見どころが一杯。

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毎回少しずつ違うが、基本は馬肉、クマ用ソーセージ、魚、サツマイモ、リンゴなどの他食パンなど。

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(20150114撮影)
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(2014年12月2日撮影)
投げ込まれたエサをお口でダイレクトキャッチ

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(2015年1月9日撮影)

飼育係さんによってデアちゃんとのやりとりなど投入の仕方や投げ込む位置なども異なるが、オヤツタイムが近づくとデアちゃんがそわそわしたり、後肢で立ち上がって催促のポーズをすることもある。

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豪快に水中にダイブして、仰向きで泳ぎながらダイレクトキャッチ
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(2015年1月8日撮影)

水中に投げ込まれたエサを追いかけて食べる様子などを下から見ることができる。


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(2015年1月2日撮影)
デアちゃんはサツマイモ大好きなお芋女子

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(2015年1月9日撮影)
お魚は手の甲に載せて食べたり、ガラス窓の前でお客様に見せびらかしながら食べるのが好き?


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(2014年12月24日撮影)

クリスマスのスペシャルイベントして、紅鮭が丸ごと一尾投げ込まれると、デアちゃんは口にくわえてお気に入りの場所まで運んであっという間に平らげてしまいました。

野生環境のホッキョクグマはアザラシの赤ちゃんなどを好んで食べますが、動物園では寝小屋で朝夕に馬肉を主食としてガッツリした量の食事が与えられます。放飼場で与えるのはあくまでおやつですが時は鶏頭や骨付き肉なども出ます。
また、水中に丸ごと投げ込まれたリンゴは水中で捕獲したら浮上して食べやすい大きさに食いちぎりながら味わうのはデアちゃん流でしょうか。

北極圏に近いカナダでは、寒い冬こそ活動が活発になる野生のホッキョクグマを間近で観察するツアーが高価格にも関わらずマニアに大人気ですが、動物園でも時間をかけて行動観察すると新たな発見があるかもしれません。
十分な寒さ対策をして、冬の動物園に出かけてみませんか。


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「チューリヒ美術館展」で、スイス人の審美眼をフルコースで味わう [私的美術紀行]

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(展覧会チラシ)

20141215日まで開催のチューリヒ美術館展~印象派からシュルレアリスムまでを鑑賞してきました。


金融で栄えてきた街・チューリヒ市民のコレクションが元になって作られた美術館が誇る近代美術の傑作74点がユニークな構成で紹介され、スイス人の審美眼の確かさを改めて認識。

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絵はがき★モネ国会議事堂、日没』★
(1904年)

モネはこの年、デュラン=リュエル画廊で予定より1年遅れとなった「ロンドン、テムズ川の風展」を開催。連作37点を展示し大成功を収めた。

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絵はがき★シャガールパリの上で』★
(1968年)




モネやシャガールなど日本人にもお馴染みの芸術家を特集した「巨匠の部屋」と、美術の運動や歴史を紹介する「時代の部屋」が交互に並ぶことで、美術史初心者も楽しく鑑賞できるようになっていたので、同行した娘も大満足の展覧会でした。


本展覧会の作品の中から私が気に入った作品などを順路に沿っていくつかご紹介します。

最初の展示室は北イタリアの山地出身で、独学でアルプス山中の風景と素朴な人々を描いたセガンティーニの2作品。


2番目のモネの部屋には縦2メートル×幅6メートルの睡蓮など6点が展示されています。

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絵はがき★モネ睡蓮の池、夕暮れ』★
(1916/22年)

初来日となったモネ晩年の大作は「外に貸し出すされるのは2度目」とのこと。
紫がかった水面に映える夕日の輝きや木立などが背景に溶け込み、抽象画に近いといわれている作品。


次のポスト印象派の部屋にはゴッホや、ゴーギャン、セザンヌ、アンリ・ルソーの作品が並びます。

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絵はがき★ゴッホサント=マリーの白い小屋』★
(1888年)

パリから地中海に面した漁村へやってきたゴッホの気持ちの高ぶりや喜びが、鮮やかな色遣いや躍るような筆遣いあらわれているといわれる作品。


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絵はがき★セザンヌサント=ヴィクトワール山』★
(1902/06年)


セザンヌは、彼の精神的支柱ともなっていたサント=ヴィクトワール山の姿を繰り返し何度も描いているが本作はセザンヌ晩年の作品。


続いてホドラーの部屋ナビ派の部屋を鑑賞。

今年の夏、冷たい炎の画家~ヴァロットン展が話題になったスイスの画家、フェリックス・ヴァロットンの作品は「ナビ派の部屋」にありました。

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絵はがき★ヴァロットン訪問』★
(1899年)

謎めいていて、何かが起こりそうな気配に満ちている“胸騒ぎの光景”ともいわれるヴァロットンの特徴が伝わる作品。

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絵はがき★ヴァロットンアルプス高地、氷河、冠雪の峰々』★
(1919年)

おや、どこかで見た風景?

「水曜どうでしょう」ヨーロッパシリーズの再放送で見たばかりのスイスアルプスの氷河とそっくり!

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(TV映像より)


次の展示室はムンクの部屋

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絵はがき★ムンクヴィルヘルム・ヴァルトマン博士の肖像』★
(1923年)

叫び」で知られるムンクが描いた肖像画の主はチューリヒ美術館初代館長。
ムンクも生活のために肖像画を描いていた時代があったようだ。


その後は、表現主義」、「ココシュカと私にとっては未知の領域の作品が続きます。

フォービスムとキュビスムの部屋
でマティスやピカソの作品をみつけて一息いれました。

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絵はがき★ピカソ大きな裸婦』★
(1964年)

ピカソが敬愛していたスペイン出身の画家・ゴヤの作品『裸のマハ』のオマージュといわれる本作のモデルは、ピカソが南仏ヴァロリスで出会って1961年に結婚し、ピカソの没後自殺したジャクりーヌ。 

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参考:絵はがき★ゴヤ裸のマハ」★
(1797-1800年プラド美術館所蔵)


「(パウル・)クレー」、「抽象絵画(カンディンスキー、モンドリアンなど)で近現代美術史を学んだあと、最後のお楽しみはシャガールの部屋」。

私が美術に殆ど興味がなかった若い頃、まだ存命だったシャガールの版画に接してなんてファンタジーな作品と思ったのですが、そこに描かれていたのはシャガール自身の辛い過去や悲惨な戦争などがテーマとなっていたことを後から知りました。

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絵はがき★シャガール婚礼の光』★
(1945年)

本作はシャガールが最愛の妻を亡くした翌年に描かれた。

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絵はがき★シャガール戦争』★
(1964/66年)


画面右奥には磔にされたキリストが描かれている。


シャガールの素晴らしい作品をじっくり鑑賞した後、再び近現代美術史をさくっと学んでから美術館をあとにしました。

今回の「チューリヒ美術館展」の出展作品は、誰もが知っているビッグネームではなくてもわざわざ見に行くのに値する作品が多数出展されていたように思います。

最近の私は、気に入った作品は心ゆくまで鑑賞したいと思って、美術展はひとりで出かけることが多かったのですが、娘と一緒に鑑賞作品の感想などを語り合って余韻に浸りながら食事をして帰宅するのも良いものだなと思いました。


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