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空の上にいるユキオ、想い出をありがとう!キミのことはいつまでも忘れないよ [動物園歩き]

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9月の連休最終日、上野動物園の「動物慰霊祭」に参列しました。

今年の慰霊祭の代表動物には私が大好きだったホッキョクグマのユキオが選ばれました。
飼育員として長年ユキオのお世話をされていた乙津さんによるユキオへの愛情とリスペクトの想いにあふれた弔辞を聴き、多くの方から愛されていたユキオに思いを馳せました。

生前のユキオやホッキョクグマ舎に関するエピソードなどを写真と共に振り返りながら、しばしユキオとの想い出にひたる追憶の旅をご一緒に。


日本で最高齢のオスのホッキョクグマだったユキオは、27歳の誕生日を2週間後に控えた2014年11月25日、上野動物園のホッキョクグマ舎からひとりで虹の橋を渡っていきました。

2000年、13歳の時に上野に移動してきたユキオは、長年のパートナーだったレイコに先立たれた2012年4月、ブリーディングローンで北海道釧路の動物園に移動しました。しかし、釧路でも繁殖には至らず、2014年4月、再び上野に戻ってきました。
高齢のユキオが東京の厳しい夏を乗り切れるか、動物園の関係者もお客様も皆が心配したのですが、思ったより元気に過ごしている様子に安心していました。しかし、涼しくなってからユキオの動きが悪くなり11月中旬ごろから食欲が減退、22日からは展示中止となっていました。

 ※ユキオが亡くなる前の様子などは、昨年12月4日の拙ブログで詳しくご紹介しています。

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私がユキオのことを知ったのは、2011年12月発行の「マンスリー動物園」の表紙を飾った時でした。

それまで、上野動物園では殆どパンダ舎周辺しか行っていなかった私ですが、ホッキョクグマの展示施設が新しくなったというのでパンダ観覧の合間に足を向けたときに初めてユキオに会いました。

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(ユキオ:2011.12.21撮影)

当時の私は、土の運動場にいたユキオが「麻呂眉のホッキョクグマ」としてマニアの間で有名だったことなど、ユキオの情報を殆ど知らず、その後ホッキョクグマ舎に行く機会もありませんでした。

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(メスのデア:2012.6.27撮影)

2012年3月、上野のホッキョクグマ舎にはイタリアから当時3歳だったメスのデアちゃんが来ましたが、まだ繁殖年齢ではないためユキオとの同居はありませんでした。

私は若さあふれるデアちゃんの可愛らしさに惹かれてホッキョクグマ舎に足しげく通うようになっていましたが、昨年、ユキオが釧路から帰って来ると聞いた時、正直、高齢のユキオにはあまり期待していませんでした。

ところが、上野再デビューのユキオは、メスのデアちゃんのお転婆ぶりとは異なるオスらしい行動を見せてお客様の人気を集めるようになったのです

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(2014.4.17:ユキオ、上野再デビューの頃)

ロマンスグレーの紳士のように見え、穏やかそうな風貌で、歩き方にも老いが感じられたユキオが、春の発情期を迎えると豹変したのです。

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(ユキオ:2014.4.23)

若いメスに成長したデアに興味津々のユキオが、「デアがいない、デアに会わせろ!」とでも言うかのように、口から泡を吹くような状態で運動場の土の上で転げまわって泥だらけになり、シロクマならぬヒグマのようになってお客様はびっくりです。

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(ユキオ:2014.5.2)

飼育員の乙津さんによると、普段のユキオはメスのことを気遣う紳士のようにやさしく、穏やかな性格
ユキオは以前上野にいた年上のレイコとの間に子どもは授からなかったものの、とても仲が良く一緒に展示場に出しても、レイコを攻撃するようなことは一度もなかったそうです。

それどころか、レイコの方がユキオよりもすばしこく、ご飯などもレイコにとられてしまうこともしばしばだったとか。

そんなユキオが発情期になるとガラリとかわり、大きな声を出してメスを追いかける様子は、ホッキョクグマ舎の春の風物詩になっていたそうです。

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オヤツタイムに飼育員さんが投入する肉などには全く見向きもせず、デアちゃんの姿をひたすら求めるユキオ。
飼育員さんが、そんなユキオの様子を放飼場の上から観察。

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(ユキオ:2014.5.2)

上野に帰ってきたユキオが、デアを求めて大声をだし、ストーカーのように連日、デアちゃんの運動場との仕切り柵を揺らすなどオスらしい強いパワーを感じさせる姿にはとても驚かされました。
乙津さんたちは、以前よりも動きが少し鈍くなっていたユキオが、オスらしい行動を見せてくれたことに安堵したそうです。

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(ユキオ:2014.5.14)

5月半ばからユキオが大きなプールで元気に泳ぐ姿が見られましたが、プールから上がる時は階段をゆっくり登り年齢を感じさせる動きでした。

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(ユキオ:2014.7.16)

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(ユキオ:2014.8.12)

<ユキオさんのアルバム>

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(Gakken 「動物のおじいさん、おばあさん」より)


飼育員・乙津さんにとって12年間の間に起ったユキオのエピソードの中で一番想い出に残るのは、このプールの階段にまつわるエピソード。

2011年10月、新しいホッキョクグマ舎が完成しオープンの前、真新しいプールに豪快に飛び込んだユキオは気持ちよさそうに泳ぎ回った後、陸に上がろうとしましたが身体が持ち上がらず、何回やってもダメでした。

プールの岸が24歳になる直前だったユキオにとっては少し高過ぎたため、ただ泳ぎまわることしかできないユキオ。

困り果てているユキオの姿を見た乙津さんたちは、急遽はしごを持ってきて、ユキオが猛獣であることも忘れて皆でプールに入り夢中でユキオを救出したのです。

獣舎の工事中、1年以上ユキオはプールに入っていなかったせいもありますが、乙津さんたちの思っている以上にユキオが老いていたとその時気づかされたそうです。
プールには、しばらくはしごをつけておいて、その後階段が作られました。

ユキオより高齢だったメスのレイコは新しい展示場には一日しか出られないまま、2012年2月死亡。

乙津さんたちが高齢のユキオの負担を考えて悩んだ末の決断で、もう二度と会えないかもしれないと思いながら送り出したユキオが2年後に上野に戻って来ることが決まった時、また再会できるうれしさと同時に最後までユキオと付き合う責任を感じたそうです。

年のせいか年々暑さが苦手になっていたユキオが涼しい北海道から戻ってきた時、ユキオの暑熱対策がユキオのファンやホッキョクグマ舎のお客様の心配ごとでした。

気温の高い日、土の運動場は気温低下が期待されるミスト噴射。
ユキオは、隣の展示場にいるデアちゃんの気配を感じていたのか?

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(ユキオ:2014.7.29)

水中をダイナミックに泳ぎ回りながら投入された餌を探すユキオの姿に遠足の子どもたちは大歓声。

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(ユキオ:2014.11.5)

早めに冷房完備の寝小屋に入れてあげればよいのになどという声もありましたが、ユキオは大きなプールをゆったり泳ぎまわったり、土の運動場ではミストの恩恵を受けながら省エネモードでまったり過ごすなど、周囲の心配をよそにマイペースで夕方まで展示場で営業していました。

ホッキョクグマとしては遅咲きの人気者だったユキオは、釧路でも親しんでもらえ、釧路から帰ってきた後も北海道のファンの方が会いに来たり色々な贈り物が届きました。


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(2014.11.28撮影)

ユキオが亡くなった後、メッセージや花束などの贈り物が献花台に載りきれないくらい一杯になりました。

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ホッキョクグマ舎のプールの前にあるモニターには、ユキオがダイナミックに泳ぎ回る映像が現在も流れています。

乙津さんは、ユキオの生前と同じようにこのモニターのユキオに挨拶して飼育員としての一日が始まると語っていますが、まだしばらくは、私たちもモニターの中で動き回るユキオに会えるようです。

そして、今年の春、上野のホッキョクグマ舎には北海道からオスのイコロがデアの繁殖相手としてやってきました。
イケメンの若いオスの登場に、乙女盛りのデアちゃんワクワク&そわそわ・・・

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(デア:2015.6.5)
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(イコロ:2015.6.5)

上野動物園のホッキョクグマ飼育の歴史は長いのですが、残念ながらこれまで一度も繁殖には至っていません。
ユキオでは果たせなかった悲願の〝江戸っ子クマちゃん”の誕生がこの若いカップルに期待されています。

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(イコロ:2015.9.11)

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(デア:2015.9.16)

野生のホッキョクグマは、地球の温暖化で厳しい暮らしをしています。
動物園が野生のホッキョクグマのシェルターのような存在になる日がくるかもしれません。
動物園にいるホッキョクグマを見て、野生のホッキョクグマの環境に関心を持つ人が増えるようにすることも動物園の役割のひとつ。

ユキオは、先に行った仲良しのレイコと一緒に上野動物園のホッキョクグマのことを遠い空の上から見守ってくれることでしょう。

想い出をありがとう、ユキオ!
キミのことはいつまでも忘れないよ!


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上野のホッキョクグマ・デアちゃん、赤いポリタンクと戯れる「水中ショー」 [動物園歩き]

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先日の記事でもご紹介しましたが、上野のホッキョクグマ・デアちゃんは寒い冬こそ元気に絶賛営業中です。

人間の年齢なら18歳くらいになる6歳のデアちゃんはまだまだお転婆盛り。
単独展示のデアちゃんが退屈しないように飼育員さんが古いポリタンクで作ってくれた遊具が最近のお気に入りで、遊び方も日々進化している様子。

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連結しているホースを齧る
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ちぎれたホースの破片が散乱・・・
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さて、どうしようかな、、、
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プールの縁まで運ぶ
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あれ、プールに落としたポリタンクが遠くて届かない
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ポリタンクめがけて飛び込むデアちゃん
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ポリタンク、回収!

(水中の様子が良く見えるように、下のフロアに移動して観覧します。)

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「水中ショー」が始まるよ
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両手でポリタンクを押し下げる
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浮かび上がってくるポリタンクを捕まえる
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連結ホースを口にくわえる
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ポリタンクの下に潜ってみる
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ポリタンクと一緒に浮上する
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狭いトンネルをくぐってご挨拶に来るデアちゃん
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どう、上手に泳げたでしょ?

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最近のデアちゃんは、水中ボール遊びなどで長時間息継ぎせずに潜る練習を繰り返していました。
プールの中でデアちゃんと一緒にボール遊びをしたら楽しそうだね?


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ガラス越しにデアちゃんの足に触ってみたら、「足、デカ~」

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ボールをつかむ爪先も鋭い!

ゴメン!デアちゃんと一緒にプールで遊ぶのはちょっと無理だわ~

でも、オヤツタイムのデアちゃんを見ているだけで私も幸せな気分になれるよ。

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(2015.1.30~2.6撮影


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寒い冬はホッキョクグマの季節、雪が降ったら上野動物園に行ってみよう! [動物園歩き]

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(2015年1月9日撮影

寒中お見舞い申し上げます。

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東京地方が今季初積雪となった日、寒がりの私としては暖かい室内でぬくぬくしたいところですが、野生環境では北極圏に生息し雪景色が一番似合う動物、ホッキョクグマの様子が知りたくて上野動物園に行ってきました。

現在上野動物園で飼育しているホッキョクグマは6歳のデア(♀)1頭のみですが、「ホッキョクグマとアザラシの海」を表現した広いプールのある放飼場を自在に動き回り、おもちゃで遊んだりダイナミックにプールに飛び込む姿が可愛いと人気があります。

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南イタリア生まれのデアちゃんは、上野に来園した年の冬は初雪に大興奮で、空から舞い落ちる雪片を手でつかんでは口の中にいれてその感触を楽しんでいたそうですが、昨年の大雪の時は赤いポリタンクを橇のように押し歩きしてはしゃいでいた姿も見られました。

今年も、雪を食べてみたり、飼育係が投げ込むエサを追いかけて水分の多い雪のスロープを降りるときはちょっぴり足をすべらせてしまいお客様から笑い声も。

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<水中でのボール遊び>

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(2015年1月30日撮影)

都心でも未明から降り始めた雪が数センチの積雪となったこの日のデアちゃんは、いつもよりテンションが高く、雪の感触を楽しむかのように元気に動き回ったり、プールの中では自分が遠くに押しやったボールを追いかけて捕まえる遊びを長時間楽しんでいました。

<運動場に備え付けのタイヤで遊ぶ>

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(2015年1月2日撮影) 

運動場の段差のところに置いたタイヤに乗って手で押したり離したりすると、シーソー遊びができることを発見したデアちゃん。

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(2015年1月30日撮影)

<ポリタンクで遊ぶ>

プールに投入される赤いポリタンクには、小さく刻んだ肉やリンゴなどのおやつが入っています。
ポリタンクを上手に傾けて中身を取り出すデアちゃん。
 

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(2014年12月24日撮影)

おやつを食べてしまった後、デアちゃんはポリタンクに乗ったり、上から押してみたり齧ってみたりします。ボロボロになってしまった古いポリタンクを連結しておもちゃとして与えたらデアちゃんは殊の外気に入った様子。
お客様に自慢げに?見せびらかすデアちゃん。

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(2015年1月9日撮影)
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(2015年1月15日撮影)


<オヤツタイムの行動観察>

毎日午前と午後に飼育係がエサを投げ込むオヤツタイムは見どころが一杯。

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毎回少しずつ違うが、基本は馬肉、クマ用ソーセージ、魚、サツマイモ、リンゴなどの他食パンなど。

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(20150114撮影)
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(2014年12月2日撮影)
投げ込まれたエサをお口でダイレクトキャッチ

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(2015年1月9日撮影)

飼育係さんによってデアちゃんとのやりとりなど投入の仕方や投げ込む位置なども異なるが、オヤツタイムが近づくとデアちゃんがそわそわしたり、後肢で立ち上がって催促のポーズをすることもある。

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豪快に水中にダイブして、仰向きで泳ぎながらダイレクトキャッチ
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(2015年1月8日撮影)

水中に投げ込まれたエサを追いかけて食べる様子などを下から見ることができる。


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(2015年1月2日撮影)
デアちゃんはサツマイモ大好きなお芋女子

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(2015年1月9日撮影)
お魚は手の甲に載せて食べたり、ガラス窓の前でお客様に見せびらかしながら食べるのが好き?


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(2014年12月24日撮影)

クリスマスのスペシャルイベントして、紅鮭が丸ごと一尾投げ込まれると、デアちゃんは口にくわえてお気に入りの場所まで運んであっという間に平らげてしまいました。

野生環境のホッキョクグマはアザラシの赤ちゃんなどを好んで食べますが、動物園では寝小屋で朝夕に馬肉を主食としてガッツリした量の食事が与えられます。放飼場で与えるのはあくまでおやつですが時は鶏頭や骨付き肉なども出ます。
また、水中に丸ごと投げ込まれたリンゴは水中で捕獲したら浮上して食べやすい大きさに食いちぎりながら味わうのはデアちゃん流でしょうか。

北極圏に近いカナダでは、寒い冬こそ活動が活発になる野生のホッキョクグマを間近で観察するツアーが高価格にも関わらずマニアに大人気ですが、動物園でも時間をかけて行動観察すると新たな発見があるかもしれません。
十分な寒さ対策をして、冬の動物園に出かけてみませんか。


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上野動物園のホッキョクグマ、ユキオは“リアルゆるキャラ”だった? [動物園歩き]

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20141125日、上野動物園のホッキョクグマ・ユキオ(♂2611か月)が亡くなりました。


夏も涼しい釧路から2年ぶりに体験する東京の暑い夏を何とか乗り切り、秋になってからは体調も良さそうだったユキオですが、老化にはかてなかったのか11月中旬ごろから食欲が減退、22日からは展示中止となっていました。

ユキオの死因は急性膵炎とのことですが、亡くなる4日前も閉園ま
で展示場に出て、展示場に出られなくなった後、寝小屋での療養中は飼育員さんたちの前でも弱さを見せずに夜間静かに息を引き取ったようです。

ドイツ生まれのユキオは生粋の“ゲルマン魂”の持ち主だったに違いありません。

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(ユキオの献花台:11月28日夕方撮影)

ユキオの突然の訃報は新聞テレビでも報道され、園内に設けられた献花台には連日多くの人が訪れ、ファンの方たちが持ち寄った在りし日のユキオの写真はたくさんの色とりどりの花束やアレンジに囲まれちょっと照れくさそうに見えました。


<11月14日のユキオ>

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午前のオヤツタイム。

ユキオが見上げる視線
の先には、長年ユキオの飼育係だった乙津さん。
視力や足腰が弱ったユキオにあわせて注意深くおやつを投入。

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水中に投下されたおやつを追いかけるユキオ。
おやつを追いかけてユキオが優雅に泳ぎ回る姿にお客様、特にちびっこたちは大歓声をあげていました。

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ユキオが泳ぐ姿を見るのはこの日が最後になるなんて思いもよりませんでした。

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土の運動場のお気に入りの場所。
居ながらにして隣に展示されているデアちゃんの姿をみられるこの場所にユキオは何時間も座っていることがありました。

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午後4時頃、大好きな泥んこ遊びで犬のような姿になったユキオ。

さっきまで元気に土の上を転げまわっていたユキオですが、心なしか疲れた表情に見えます。
訪れるたびにガラス越しにレンズを向けていた私に最後の挨拶をしてくれたと思いたい・・・

午後4時半過ぎ、デアちゃんが退出後、ユキオの運動場の扉が開いたのですが、いつものようにユキオは行きつ戻りつを何度も繰り返していて帰る気配がありません。

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ようやく意を決したのか、扉をくぐり寝小屋への階段を下りて行きました。
(2014.11.14日撮影)


<ユキオのラストショット>

そして、5日後、午後の土の運動場でユキオはガラス面のすぐ前でぐっすり眠っていました。
この寝顔が私が撮影したユキオのラストショットになってしまいました。

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(11月19日午後3時撮影)



上野に戻ってきたユキオが再デビューした416日、土の運動場での大好きな泥んこ遊びでまるでヒグマのように見えたユキオの茶グマ姿は、発情期の行動と重なったこともありとても衝撃的でした。

(ユキオの上野再デビューから夏を乗り切るまでの様子は
以前のブログ記事でご紹介しています。)



≪ユキオの想いで≫


★衝撃の茶グマ姿のユキオが再デビュー★


4月16日、土の運動場で公開された姿、、、

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子ども「あれ、ホッキョクグマって白いんじゃないの?
     これはなんというクマ?」

母   「?・・・・」

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2年ぶりの上野の土の運動場の感触を確かめるように歩き回る。

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子ども「ここにいる大きいのトド?セイウチ?それとも?」


★ホッキョクグマのユキオですが何か?★

4月17日、「プールのある運動場で慣らし展示」。
放飼場を歩き回りましたがプールにはいることはしませんでした。

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ユキオのトレードマーク・麻呂眉は健在。


★おーい、デア~:ユキオの春★

隣の展示場にいる若いメスのデアにオスとして懸命にアピールするユキオ。


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(2014.4.23日撮影)

ユキオ、デアちゃんのストーカーか?


★東京の暑い夏を乗り切るユキオ★

春の発情傾向が落ち着いた後も、ユキオはデアちゃんが気になるらしく、土の運動場からプールのある放飼場にいるデアの
姿が見える場所がお気に入りスポットでした。

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(2014.6.4日撮影)

水をかけられたり、ミストが身体にかかるのは嫌いなユキオはいつもミストから少し離れた場所にいました。
ここならミストの恩恵を受けながら、デアちゃんの姿が見えるかもしれません。

ユキオが土の運動場に出ているときはミストの大放出サービス?

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穏やかな表情のユキオ
(2014.6.11日撮影)



★プールでユキオが優雅に泳ぐ姿は大好評★

5月の半ばからユキオがプールで泳ぐ姿が見られるようになりました。
大人のオスが優雅に泳ぎ回る姿はお客様から歓声が上がることもしばしば。

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オヤツタイム、大きな馬肉が飛んできた!
(2014.7.16日撮影)

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水中に浮遊するお肉を追いかけるユキオの動作はゆっくりで、
プールの底に沈んだおやつを探すのも楽しそうだった。
(2014.8.12日撮影)

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目を閉じて、ゆったりと真夏のプールを楽しむユキオ。
(2014.8.22撮影)


★地上では、“ゆるキャラ”ぶりを発揮するユキオ★

水中での優雅な振る舞いとは異なり、地上にあがったユキオはたくまずしてユーモラスな姿を色々見せてくれました。

「オスのホッキョクグマとしての威厳が感じられない」という説もありますが、若い女性たちからは「可愛い~」と大好評。
私はユキオの自然体の“ゆるキャラ”ぶりを見るが楽しみでした。


<暑い夏は眠い!あくびも豪快に>

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(2014.7.25日撮影)

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(2014.7.29日撮影)


<まどろむユキオ、夢の中でレイコさんと話していたのかな?>

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(2014.8.29日撮影)
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(2014.9.10日撮影)

「あっ、レイコさんじゃなかったデアちゃんだ~」

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(2014.9.3日撮影)

<馬肉大好き~ぼくは肉食系男子だよ!>

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(2014.9.12日撮影)
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(2014.9.18日撮影)


<身体や顔のストレッチは健康づくりに欠かせない?>

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(2014.9.30日撮影)

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「腹筋も鍛えないと寝たきりになっちゃうよ」
(2014.10.8日撮影)

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「ぬいぐるみみたいだって?」
(2014.10.15日撮影)


<11月5日のユキオ>

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オヤツタイムのユキオは、勢いよく飛び込むというよりはゆっくり水中に落ちる風情でした。

この日遠足でホッキョクグマのプールに来ていた園児さんたちは、水中のおやつを追いかけてゆったり泳ぐ大きなユキオがガラス面に接近するたびに大歓声を上げていました。

この子たちに良い思い出をプレゼントしてくれたホッキョクグマのことを大きくなるまで覚えていてくれるといいですね。

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(2014.11.5日撮影)

2000年から2012年に釧路に移動するまで上野にいたユキオは、“麻呂眉”のホッキョクグマとして老若男女多くの方に愛されていたようですが、私は新しい獣舎が完成した2011年12月が初対面でした。

2012年3月に来園したホッキョクグマのデアちゃんの愛らしさに魅せられて通うようになった私ですが、気づいたらユキオさんの“自然体のゆるキャラ”的魅力にはまっていました。

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(2011年12月21日撮影)

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(2014.10.29日撮影)

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(2014.8.12日撮影)


ユキオさん、こんなに早くさよならを言わなければならないのはとても残念ですが、短い間にたくさんの思い出をありがとう !

生まれてから死ぬまで動物園に暮らしていた貴方は、まさにプロの展示動物でした。

これからはどうぞゆっくりおやすみくださいね。



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上野のちびゴリラモモカちゃんとコモモお姉ちゃん&トトおばさん [動物園歩き]

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★モモカ★                            8.23撮影
ワタシもう赤ちゃんじゃないよ・・・


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★コモモ★                            8.23撮影
パパったら、スイカ随分たくさん抱え込んでいったわねぇ~



上野物園では8頭のニシローランドゴリラをふたつの群れに分けて飼育しています。

そのうち、SBのハオコをリーダーとする6頭の群れには、モモコが生んだ子どもたち、もうすぐ5歳になるコモモちゃんと1歳半のモモカちゃんの姉妹がいます。


≪モモカとコモモ姉妹≫

大好きな可愛い妹と一緒に遊びたいお姉ちゃんですが、
乱暴な振る舞いや雑な扱いでモモカちゃんに逃げられてしまうこともしばしば、、、


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                     9.12撮影
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                     10.2撮影


≪好奇心旺盛なモモカ≫

大人のすることをあれこれ真似してみたり、
とりあえずなんでも口に入れてみたり、、、
観覧席のお客様にも興味津々


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                     9.12撮影
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                     9.18撮影
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モモカちゃん、なめちゃダメ!
ウンチ・・・・                  9.30撮影


モモカちゃんは、母子密着の赤ちゃん時代が過ぎ、姉のコモモちゃんと日々激しい追いかけっこやプロレスごっこをするなどで運動能力を鍛えられています。
周囲の大人たちとのコミュニケーション能力もあり、とても活発で精神的にも逞しい子どもに成長しています。


≪モモカにとって母モモコは特別な存在≫


母離れが進行しても、時には母に密着して甘える仕草
お互いのポジションを確認しあいながら、母子の絆を深める、、、

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                     9.24撮影

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                     10.8撮影


8
23日、父ハオコの誕生日会の時には放飼場にある擬木の最上部に初登頂。
飼育員さんの記録によると、これは姉のコモモの時より3カ月も早かった
そうです。

高いところまでひとりで登ってしまった妹を心配した?コモモお姉ちゃんが様子を見に来ましたが、モモカちゃんは全然へっちゃらでした。

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                     8.23撮影


≪イクメン・ハオコ?≫

モモカの近くで見守るハオコ、
ホントはもっと絡んだ形で遊びたい?


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                       9.12撮影
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                       9.30撮影
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                     10.8撮影



モモカちゃんもコモモちゃんも小さなお客様には興味津々らしくガラス面のすぐ前に来てくれるのですが、動きがすばやくてなかなか写真が写せません。
 

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                     9.30撮影
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                     10.8撮影

ゴリラはうるさいのが嫌いなのか、
遠足の幼稚園児や小学生のにぎやかな団体が「ゴリラ~、ゴリラ~」の大合唱をすると、お客様がいるガラス面に飛びかかったり、ガラスをたたくなど威嚇行動をとったりすることもあり、見る方も見られる方も大興奮。

最近のモモカちゃんは姉のコモモや父のハオコに遊んでもらうだけでなく、同じ群れの大人のメスゴリラたちとも積極的にかかわっている様子が見られます。


≪モモカちゃん姉妹とトトさん≫

ハオコの群れのメスゴリラの中の最年長のトトさんは、
もう1頭のメスゴリラでマイペースなナナさんを含めて群れのメンバーが仲良くいられるように気遣う大人なゴリラです。

そして飼育員さんによると、ハオコにとって一番気の合うメスゴリラはトトさんとのこと。

モモカちゃんが生まれた後、母親にかまってもらえなくなったコモモが甘えていたのもトトさん。
トトさんは、コモモちゃんにとって親代わりに面倒をみてくれる近所のおばさんみたいな存在?


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コモモとトトさん★             1.4撮影


ところが、しばらく前からモモカちゃんはトトさんに寄り添ったり、背負われて帰ったり、知らない人は、母と子と見間違うような光景もしばしば、、、


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                                  10.8撮影 

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                                  9.24撮影                               

そのせいか最近のコモモちゃんは、ナナさんにも大接近?

そういえば、最近のハオコ、子育て中をアピールするモモコだけでなく、姉妹の世話で忙しくしているトトさんにもてかまってもらえないらしくちょっと可哀そう・・・

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                                 10.2撮影


★★モモカちゃん誕生からの1年間の様子は
こちらの記事をご覧ください★★


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国内最高齢オスのホッキョクグマ、ユキオさんは上野動物園のシニア・アイドル? [動物園歩き]

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ユキオ♂1987.12.8ドイツミュンスター動物園生まれ
(2014.8.12撮影

日本では人口構成の少子高齢化が急速に進んでいますが、9月15-21日は「老人週間」ということで、上野動物園でも飼育している長寿の動物たちがクローズアップされる時期になりました。

このブログでも以前ご紹介したホッキョクグマ、ユキオも現在26歳で国内最高齢オスのホッキョクグマです。

2000年、当時上野で飼育されていたレイコのお婿さんとしてユキオは岡山県の池田動物園から来園しました。
年上のレイコが2012年に亡くなった後、メスのデアがイタリアから来園。当時3歳という年若いデアは将来の繁殖計画を見据えての導入でした。その後、ユキオは「ブリーディングローン」により釧路動物園に移動していたのですが繁殖には至らず今年の4月、2年ぶりに上野に戻ってきたのです。

釧路からの長距離移動に高齢のユキオが耐えられるか、飼育員さんたちは心配されたそうですが、上野に到着したユキオは食欲もあり、健康状態にも異常はなくひと安心。

ユキオが上野を留守にしていた2年の間に、お転婆盛りの子どもだったデアは5歳の女の子に成長し、一人暮らしの住まいに突然やってきたユキオに興味津々でユキオが到着した夜は少し興奮していたそうです。
しかしデアは単に新しい個体が近くに来たことが珍しかっただけで、ユキオを大人のオスとして反応したわけではなかったようです。

ユキオは約1週間の検疫期間を経て、4月16日から土の運動場で展示されましたが、どろんこ遊び?ですっかり茶熊になった姿を見たお客様の中にはホッキョクグマではない別の種類の熊と思われた方も。

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(2014.4.16撮影)

4月17日からユキオは、プールのある運動場で慣らし展示となり、部屋との行き来を自由にできるような環境で出入りの練習。
メスのデアとはひとまわり大きな茶色いクマの出現にお客様の反応・・・「ホッキョクグマとシロクマの2種類展示?」

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(2014.4.17撮影)

上野の環境にユキオが慣れて、デアと隣り合わせの展示場に出てくるようになった頃、ユキオは若いメスのデアに大人のオスとして反応し春の発情傾向がみられました。
デアの姿を一目見たいとストーカーのような行動や、デアのいる展示場の様子がわかる場所に陣取る時間が長くなりました。

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(2014.4.28撮影)

発情傾向がみられると食欲が減退するらしく、口のまわりを泡だらけにして展示場を歩き回るユキオはオヤツタイムに飼育員さんが投入する肉などにもあまり反応しないこともしばしば。食べないことが続くと痩せてしまうのではと心配しましたが、飼育員さんのお話では、朝夕の部屋での食事は食べていたそうです。

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(2014.5.2撮影)

プールのある展示場にいてもユキオがプールで泳ぐ姿はなかなか見られず、私がプールの中のユキオを見たのは5月14日でした。

プールの中のユキオは気持ちよさそうにゆっくり泳ぐ姿がお客様に人気ですが、水中から岸に上がる時は、プールが完成した後でユキオのためにつけてもらった階段をおじいさんのようにゆっくり登ります。

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(2014.5.14撮影)

今年の夏は早くから真夏日になったり、高温の日が続きました。
真夏も涼しい釧路で2年間過ごしたユキオが東京の暑い夏に体調をくずすのではないかと心配された方も多かったようですが、飼育員さんたちの優しい心遣いに守られてユキオはマイペースで暑い夏を無事に乗り切ったようです。


<<2014年、ユキオ流夏の上野生活>>

大きなプールでひと泳ぎ
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(2014.6.4撮影)

ミストの涼しさを感じながらデアちゃんを観察
 
注)ユキオは泳ぐのは大好きですが、水をかけられるのは嫌い。
   ミストの水滴が直接身体にあたらない場所がお気に入り。

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(2014.6.4撮影)
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(2014.6.4撮影)

狭いながらも気持ちの良いミニプールでリラックス

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(2014.7.25撮影)
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(2014.7.29撮影)

「真夏の夜の動物園」では残業展示も頑張る

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(2014.8.12撮影)
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(2014.8.12撮影)

2003年からユキオのお世話を担当している飼育員の乙津さんはユキオのお父さんみたいな存在。

飼育員さんたちは釧路へ行く前よりも体重を減らして戻ってきたユキオの体重をなんとか増やそうと工夫を重ね、発情傾向が落ち着いたユキオの体重は順調に回復。
マイペースなユキオの意思を尊重しながらの体調管理で、ユキオは東京の暑い夏も元気で過ごすことができました。

★ライトアップされたプールのオヤツタイム★
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(2014.8.12撮影)
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(2014.8.12撮影)
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(2014.8.12撮影)

夏はマイペースですごし、時々刺激がある生活が一番

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2014.8.22撮影)
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(2014.8.29撮影)
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(2014.9.3撮影)
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(2014.9.3撮影)
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(2014.9.3撮影)
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(2014.9.3撮影)
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(2014.9.3撮影)


★ユキオと乙津さんも登場する本が発売されました★

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動物だっておじいさん、おばあさんになるまでには「人生いろいろ」あるのです。


動物のおじいさん、動物のおばあさん

動物のおじいさん、動物のおばあさん

  • 作者: 高岡 昌江
  • 出版社/メーカー: 学研教育出版
  • 発売日: 2014/08/26
  • メディア: 単行本

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上野のホッキョクグマ・デアちゃん、気ままな独り暮らしから『テラスハウス的生活』へ [動物園歩き]

上野動物園のホッキョクグマ、デアちゃん(♀5歳)が来園してから2年がたちました。

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(2014.5.28撮影)


週末や祝休日は行動観察に訪れる親子連れ、平日は園児や児童・生徒の遠足の人気スポットとなりホッキョクグマの観覧通路は大混雑になり、写真撮影もままなりません。


20123月、当時3歳3カ月ののデアちゃんが来園した時はユキオ(♂当時24歳)がいたのですが、ブリーディングローンによりユキオが釧路に移動したあとはデアちゃんの単独飼育となりました。


デアちゃん来園から2013年秋までの様子はこのブログでも2回に分けてご紹介しています。
   ↓

http://ayapandafuldays.blog.so-net.ne.jp/archive/20131107
http://ayapandafuldays.blog.so-net.ne.jp/archive/20131107


今回は、今年の冬から春までのデアちゃんの生活ぶりを写真で振り返ります。

<雪が積もったよ>

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(2014.2.16撮影)
今年の2月、東京都内は2週連続で大雪。

昨年冬、生まれて初めての雪体験に大はしゃぎしたデアちゃん。
今年も、ふかふかの雪のベッドで昼寝したり、雪の上でゴロンゴロンしたり楽しそう。


<デアちゃんのおやつタイム>
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(2014.1.13撮影)
午前・午後2回、飼育員がエサをプールに投入。
デアが口を大きく開けてダイレクトキャッチするとお客様は大喜び。


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(2014.1.29撮影)
土の放飼場では、赤いポリタンク入りのおやつが投入される。

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(2014.2.11撮影)
飼育員の持つバケツの中身はその日によって異なるが、この日は切り身魚、ホッケや鯵なども。

動物園では、馬肉・鶏肉、卵、魚などの魚肉類のほか、リンゴや、サツマイモなどの果物や野菜、クマ用ソーセージなども食べさせている。

放飼場でのおやつは、運動不足解消のために体を動かすようにわざと遠くの場所に投入することも。



エサを取りに水中に飛び込み自由自在に水中を泳ぐ姿は、下にある室内通路から観察できる。


<デアちゃんは子どもが大好き?>

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(2014.2.21撮影)

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(2014.4.9撮影)

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(2014.4.14撮影)

デアちゃんは、ガラス越しに赤ちゃんや小さな子どもなど動くものを見つけるとガラスの近くまで寄ってくる。
野生のホッキョクグマはアザラシの赤ちゃんなどを餌にしているので、もしかしたら獲物と思って近寄ってくるのか?

<デアちゃんは狩りの女神?>

イタリア生まれのデアちゃんの名前「デア」の意味は女神。

ギリシャ神話の「アルテミス」は、ローマに入り「狩りの女神ディアナ」と同一視された。


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(2014.2.21撮影)
デアちゃんは、獲物のお魚を両手に載せて食べる姿を見せつけるようにガラスに近寄ってくる



<デアちゃん、一人天下の終焉?>

広いプールのある放飼場と土の放飼場を独り占めしていたデアちゃんですが、来園
3年目に入った今年の4月、デアちゃんにとって大きな環境変化がありました。

4月7日の夕方、釧路からユキオが上野に帰ってきたのです。

ユキオは、現在26歳で国内最高齢のオスのホッキョクグマなので、長旅の疲れや急な環境の変化への適応が難しいのでは懸念されていましたが、検疫のため室内で過ごした1週間も健康状態は良好。

ユキオは別室にいるメスのデアのことを意識し、デアの姿を見ようと立ち上がって室内の小窓を覗き込む行動が頻繁に見られたとのこと。


実は、デアちゃんの方も別室にいるオスのユキオの存在がとても気になっていたらしい。



<嵐の前の静けさ?>

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(2014.4.9撮影)

うららかな春の日、プールのある放飼場で赤いコーンをおもちゃにして遊ぶデアちゃんのお茶目な姿。


<ヒグマならぬ茶グマのユキオ>

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(2014.4.16撮影)

2年ぶりに上野に戻ってきたユキオは、4月16日から放飼場への出入りのトレーニング。
新しい放飼場に出たことに興奮して寝小屋に戻ってこないと困るので、広いプールある放飼場ではなく土の放飼場から。

しかし、どろんこ遊びで真っ黒になり、ヒグマのようになってしまったユキオの姿にお客様の中には、ホッキョクグマではない“新しい種類のクマ”が来たと思う方も。
中には、“シロクマ”と“ホッキョクグマ”の2種類が展示されているとか。。。

翌日も出入りの練習のためユキオの単独展示。

(参考:2011.12.21のユキオ)
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ユキオが寝小屋と放飼場のスムーズな出入りができるようになったということで、2つの放飼場を使ってデアとユキオの2頭同時展示になりました。

上野動物園の施設は、氷上と陸上を再現した2つの放飼場があり、異なる環境での暮らしぶりやオスとメスの個体の違いを見比べてもらおうというわけです。


<若いメスの個体の存在に、大興奮のユキオ>


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(2014.4.23撮影)

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(2014.4.26撮影)

ホッキョクグマは繁殖期以外は単独生活なので、2つ放飼場の間には仕切りがあるが、デアとユキオはお互いに相手が気になってしょうがない様子。

若いデアの方は、単に新しい個体への興味のように感じられたが、成熟したオスのユキオの方は、明らかに大興奮で発情傾向に見えた。

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(2014.4.28撮影)
デアは、泥んこ遊びをしたり、昼寝をしたり気ままな行動。

しかし、ユキオはエサを食べるよりもデアの存在が気になり、興奮しているためか口には白い泡。
放飼場を仕切る扉の前に貼りつきまるでストーカー状態?

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(2014.5.2撮影)
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(2014.5.7撮影)

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(2014.5.2撮影)

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(2014.5.14撮影)
高齢のユキオはエサの投入への反応もイマイチ鈍い?


ユキオの復帰以後、まだまだ若いデアと高齢のユキオの展示方法について飼育員さんたちが色々試行錯誤を重ねた結果でしょうか、最近、朝、ユキオがプールのある放飼場に出る場合、ユキオがデアに惑わされないようデアは室内待機のようです。


<午後のおやつタイムはデアちゃんの独壇場?>

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デア「もうそろそろおやつタイム。。。
   飼育員さんまだかな?」

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飼育員「お待たせ。デア、行くよ~」

デア「は~い、準備オッケー」

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(2014.5.28撮影)

デア「お口の中にストライクでお願いします」

午後のおやつタイムは豪快な水中ダイブが期待できるデアちゃんの独り舞台になるかも。

<ユキオも自分のペースで元気に過ごす>

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(2014.5.28撮影)

土の放飼場は狭いながら、芝生、小さなプール、ミスト&シャワー、おやつの供給機つきで水も補給しやすい環境。
気温が上昇した昼下がり、日陰の場所があるにもかかわらず、あえて日向で心地よさげに昼寝をしていたユキオ。


ホッキョクグマが蒸し暑い日本の夏を快適に過ごすためにはプール遊びが欠かせません。
デアちゃんの生まれ故郷のイタリアの小さな動物園には浅いプールしかなかっため、デアちゃんは上野に来たとき水泳の特訓をされたそうです。

野生のホッキョクグマは獲物を求めて長時間飲まず食わずで放浪することもあり、ホッキョクグマは私たちが思うよりもたくましい生き物のように思われます。

上野動物園はユキオがこの2年間暮らしていた釧路と比べると格段に暑い夏になることがちょっと心配。
室内(寝小屋)は冷房完備と思われますが、室内にずっといることがユキオにとってよい環境なのかはわかりません。

灼熱地獄になるような時期になるまで、ユキオの体調を考慮しながらの展示になるのではないでしょうか。


 


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上野動物園、ゴリラの群れで暮らす赤ちゃんゴリラ・モモカとコモモお姉ちゃんのこの1年 [動物園歩き]

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(2014.1.13撮影


上野動物園で暮らすニシローランドゴリラの群れのニューフェイス・モモカちゃんが先月1歳の誕生日を迎え、飼育スタッフによる「モモカ1 報告会」がありました。

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現在、二つの放飼場に網をかける工事が進行中で、モモカちゃんがいる群れのゴリラたちに会える時間は短いのですが、3カ月ぶりの展示再開ということもあり狭い観覧エリアは連日大混雑です。


私がゴリラたちに会いに行くようになったのは、昨年6月以降なのでまだまだゴリラ・ウォッチャー初心者ですが、報告会で聴いたお話も交えながら、赤ちゃんゴリラ・モモカちゃんと4歳のお姉ちゃんゴリラ・コモモのこの1年を写真振り返ってみたいと思います。


モモカちゃん誕生の経緯から初めての夏までの様子は、以前このブログでご紹介していますので、こちらをご覧いただけると幸いです。



<2013.6.9撮影>
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お名前募集に応募したいと思い初めて会いに行った日のモモカちゃん
お母さんのモモコのお腹にしっかりしがみついて移動中。

ゴリラのお母さんは、赤ちゃん誕生から4か月くらいは24時間母子密着の子育て。授乳中の数年間はオスを寄せ付けません。

お姉ちゃんのコモモは、お母さんが自分をかまってくれないし妹にもなかなか近寄れないので癇癪をおこしたり、“赤ちゃん返り”の様子も見られたとか。
そんな時は、父親のハオコや、同じ群れの血縁関係のないメスゴリラ・トトやナナがコモモの面倒を見てくれたそうです。



<2013.7.17撮影>
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モモカちゃんはいつでもお母さんと一緒です。


<2013.8.7撮影>
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モモカちゃんは8月初旬に歯が4本生えてきて、母乳だけでなくモモコの食べこぼしや葉っぱを食べるようになりました。

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お母さんの傍で、つかまり立ちをしようと一所懸命のモモカちゃん。
何度もトライしてようやくつかまり立ちに成功

お母さんとだけ行動していたモモカちゃんですが、コモモお姉ちゃんに抱っこされたり、だんだん行動範囲が広がっています。


<2013.9.25撮影>
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<2013.9.27撮影>
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広い放飼場を“眺めの良い乗り物”で移動するモモカちゃん。
放飼場でモモカがお母さんの背中にしがみついたのは8月5日から。


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妹と何としても遊びたいコモモが母に直訴し、モモカちゃんに触れることは許されますが、母親の一瞬の隙を狙ってコモモがモモカちゃんを“誘拐”して逃げ回る行動が頻発
父と母の共同作業でモモカちゃんはすぐに奪回されてしまいますが、コモモは決してあきらめません。


<2013.10.4撮影>
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<2013.10.8撮影>
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コモモは母親の傍でモモカちゃんと遊ぶことを許されるようになりました。
幼いゴリラがきょうだいで遊ぶ姿は日本初のこと。



<2013.10.31撮影>
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妹を抱っこする姿を誇らしげに見せるコモモ。

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モモカちゃんを“高い高い”をするコモモ


<2013.11.17撮影>
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仲良く遊ぶきょうだいを見守る母。



<2014.1.2撮影>
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大人たちよりも素早い行動で、お正月の「福袋」に入った餌をGETできるようになったコモモ。



<2014.1.4撮影>
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ハオコが近づくと逃げる体勢になるモモコ。

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コモモは何か不満があると、乳母代わりのトトさんにすり寄ります。

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モモカちゃんと遊びたいコモモが接近。


<2014.1.7撮影>
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母親の足にしがみついて移動するモモカちゃん。


<2014.1.13撮影>
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放飼場全体を覆う網をかける大工事のため、1月中旬から当分の間、ゴリラ観覧通路が閉鎖されることになり、見おさめのモモカちゃん。


ようやく、放飼場がひとつだけ観覧可能になり、3か月ぶりにゴリラの群れと再会!

<2014.4.28撮影>
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<2014.5.2撮影>
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限定公開されている第二放飼場は、モモカちゃんにとっては初めての環境なので母子とも慎重?


<2014.5.7撮影>
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この日、朝一番はきょうだいが仲良く遊ぶ姿が見られたそうです。


<2014.5.9撮影>
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モモカちゃんと遊ぶコモモを指導する?父親ハオコ

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モモカちゃんを背中に乗せて放飼場を縦横無尽に駆け回るコモモ。
コモモがあまりにも素早く動きで回るのでうまく撮影できないとのため息も。。。

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コモモはモモカちゃんをしっかり抱えたままゴロンゴロンと転げまわります。

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モモカちゃんと遊ぶコモモを遠くから見守る大人(ナナ)


非公開期間中、姉のコモモに鍛えられたモモカちゃんの運動能力はかなり向上し、ひとりで高台の上り下りなどもできるようになったようです。
これから新しい運動場に慣れてくればモモカちゃんたちの成長ぶりに驚かされることが多くなりそうです。


野生下ではコンゴ、ガボン、カメルーンなどアフリカ中西部の熱帯雨林に生息しているニシローランドゴリラは、ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて近い種といわれており、日本の動物園での飼育頭数も25頭のみ(20138月末現在)。

上野動物園では1957年以来ゴリラの飼育をしていますが、繁殖が成功するようになったのは2000年のモモタロウ(現在京都市動物園で飼育中)以降の3例で、母親はいずれもモモコですが、群れの中での出産は初めてのことでした。モモカの誕生により全6頭の群れのゴリラ関係にも変化が見られたとそうですが、モモカちゃんが成長する過程を観察していると、人間の子育てにも通じることがいろいろあるように思われます。


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愛媛県立とべ動物園のアフリカゾウ・・・家族の絆・人間との絆 [動物園歩き]

先日のTV番組で愛媛県立とべ動物園のアフリカゾウの家族の物語が紹介されました。

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とべ動物園
松山市中心部からバスで約40分の砥部町は焼き物の里(砥部焼)


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ホッキョクグマ・ピース

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アフリカゾウのファミリー

昨年11月、松山方面に旅行した時に訪問したとべ動物園は、日本で初めて人工哺育に成功したホッキョクグマ(シロクマ)ピースちゃんの母親代わりとなって育てた飼育員さんがいることで有名ですが、この動物園でしかみられない“家族で展示されているアフリカゾウ”にも感動をよぶ物語がありました。

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父ゾウ・アフは別室での展示

親のいないみなし子ゾウの保護施設で育ち、27年前に1歳で日本にやってきたアフリカゾウのアフ(♂)とリカ()は、とべ動物園の飼育員さんたちの愛情を受けて立派な大人のゾウに育ちました。

200611月、リカは3回目の妊娠でやっと元気な赤ちゃん(媛♀)が生まれたのですが母ゾウとしてわが子を育てることができませんでした。

ゾウは母系集団の群れで生活し、ゾウとして生きていくために必要なすべてを母親と一緒に暮らす群れの中で学ぶといわれていますが、リカは子育ての仕方を知らず赤ちゃんとの接し方がわからなかったため飼育員さんたちが親代わりとなって媛ちゃんを育てました。

ひとりぼっちでは寂しくて眠ることもできない媛ちゃんを、飼育員さんは1年以上もゾウ舎に泊まり込んで寄り添ったそうです。飼育員さんの愛情によって育てられる媛ちゃんを間近で見ながら徐々に母性を育んでいったリカは、20093月に生まれた砥夢くん(♂)を自分で育てることができました。媛ちゃんも砥夢くんと遊びながらゾウとしての社会性を学び、ゾウ同士で過ごすことができるようになりました。

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2013年6月に生まれた赤ちゃんゾウ・砥愛ちゃんは子どもたちに大人気

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お母さんのおっぱいを飲む赤ちゃん

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いたずら盛りの妹を見守るお姉ちゃん

2012
11月、砥夢くんがブリーディングローンのために東京の多摩動物公園に旅立ち、20136月に新しい家族として第3子砥愛ちゃん()が生まれたときから媛ちゃんはお姉ちゃんとして母と妹と一緒に生活するようになりました。
はじめはなかなか母や妹とうまく接することができなかった媛ちゃんも飼育員さんの助けを借りながらようやく家族の絆を形成することができたようです。

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みなし子ゾウだったアフとリカの家族になろうと27年間寄り添ってこられた飼育員さんをゾウたちは信頼し、家族のように母親のように慕っている様子がTVでも紹介されました。
媛ちゃんもお姉さんとして母子に寄り添い、飼育員さんたちが夢見た「アフリカゾウの家族」が実現。



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毎年誕生日会にはたくさんのファンが集まるピースちゃん

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ピースちゃんは、母と慕う飼育員さんには大人になっても甘える

さて、とべ動物園の人気者、ホッキョクグマ・ピース(♀14歳)ですが、3歳ごろからてんかんという病気とたたかっており、現在はピースちゃんの体調に合わせた展示になっているため、私が訪問した時はプールに入る姿を見ることはできませんでした。

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寝室からプールを眺めるピースちゃん
体調が良いとプールで遊ぶ姿が見られることも。


ピースちゃんが生まれた直後から母親代わりに24時間体制で世話をしてくれた飼育員さんのことは今でも本当の親みたいに認識しているらしく、常識を超える強い信頼関係に結ばれているようです。



しろくまピース公式サイト

ピースちゃんのおいたちから現在までの情報が満載。
ピースちゃんの体調次第ではプールで遊ぶ姿が見られるようです。
(サイトから「今日のピース」をクリックしてね)


先日とべ動物園を訪問された方の情報によれば、展示場に入った飼育員さんが鎖を外してから水を張ったプールの中におもちゃを投入してすぐに退室されたとのこと。



おまけの映像とべ動物園

マンドリル
迫力ある顔とド派手なお尻の色に注目!

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ブガ(♂)のお顔(↑)とお尻(↓)
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ヒクイドリさんたち

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