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映画公開で、再び『のだめカンタービレ』の世界にどっぷり [ミュージック・ライフ]

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(映画のチラシより)

人気コミックを原作にした映画「のだめカンタービレ最終楽章 前編」を見てきました。

今回の映画、主な舞台は、主人公たちが留学しているパリ。
お馴染みの観光名所をはじめ、私の大好きなパリの日常風景もたくさん見ることができました。


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(パリのランドマークエッフェル塔
のだめたちのアパルトマンはどのあたりでしょうか?)


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ギャルリー・ヴィヴィエンヌ:
パリで一番美しいパサージュでも、のだめはビラを・・・)

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(夏のチュイルリー庭園
のだめは子供が遊んでいたヨットをうまく走らせようとして池に落ちた)


この映画は、留学先であるパリを主な舞台に個性豊かなキャラの音大生たちの恋愛模様を織り込んだ成長ストーリーを柱にしていますが、ギャグや漫画的展開が満載なのにピアノなどの練習風景やオーケストラの演奏シーンがとても丁寧に作り込まれた音楽映画という一面もあります

のだめカンタービレ 最終楽章 前編&後編

のだめカンタービレ 最終楽章 前編&後編

  • アーティスト: のだめオーケストラ,エデルマン(セルゲイ),ロンドン・フィルハーモニック・オーケストラ,ラン・ラン,東京フィルハーモニー交響楽団,池田昭子,太田雅音,金子鈴太郎,小山清,ペク・ジュヤン
  • 出版社/メーカー: ERJ
  • 発売日: 2009/12/09
  • メディア: CD


    映画館から帰宅後も『のだめワールド』の余韻にひたりたくて、映画のプログラムを熟読し、購入したばかりの3枚組CDのだめカンタービレ 最終楽章」を聴いています。

     
    “のだめちゃんの心象風景が見事に反映される、ピアノ演奏シーン”は映像的にもよくできているのですが、今回の吹き替え演奏は、2008年の北京五輪の開会式でも演奏した中国の若手ピアニスト郎朗さんなので特に注目していました。コンセルヴァトワールの進級試験で、のだめが演奏するモーツァルトの「トルコ行進曲」演奏は圧巻でした。

    そして、今回の映画、特に私的にオススメの見所は、千秋真一が常任指揮者として就任することになる130年の歴史はあるのに、今は諸々の事情で崩壊寸前の「ル・マルレ・オーケストラ」の再生物語(?)です。

    最初にオケのメンバーと顔合わせしたときからのいやな予感を、演奏会本番で最悪の形で的中させてしまうラヴェルの「ボレロ」というバレエ音楽の持つ『怖さ』も実感できました。

    最初はお互いに反発し合うだけだった千秋とコンマスのシモンが、メンバー補充のオーディションきっかけに共感しあうようになり、新シーズンの幕開けの演奏会でオケが見事な変貌を遂げるまでのストーリーは、子供にはちょっと退屈かもしれませんが大人にも見応えのある演出でした。
    (倒産寸前の老舗旅館を建て直した”伝説のホテルマン物語”みたい?)

    チャイコフスキー:「ロメオとジュリエット」序曲「1812年」、「くるみ割り人形」組曲

    チャイコフスキー:「ロメオとジュリエット」序曲「1812年」、「くるみ割り人形」組曲

    • アーティスト: 小林研一郎,チャイコフスキー,アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
    • 出版社/メーカー: エクストン
    • 発売日: 2009/03/18
    • メディア: CD

    映画の中でチャイコフスキーの序曲「1812年」が演奏されたシーンでは、千秋が指揮するマルレオケの演奏を聴いて客席で感極まる、のだめを見て思わずもらい泣きしそうになったほどです。

    1812年は、ナポレオンの遠征を撃退したロシアにとって象徴となる年であることを知らず、私にとってなじみのなかったこの楽曲も千秋の声による『アナリーゼ』のおかげで親しみ深く聴くことができました。高校時代、音楽の授業の『アナリーゼ』がちっとも楽しくなくて、それ以来クラシック音楽も曲のタイトルと五感を頼りに鑑賞することが多かったのですが、クラシック音楽鑑賞をより楽しむためには少し勉強しておいた方がよいのかなと感じました。

    そういえば、私は西洋美術をより楽しく鑑賞するために、歴史的背景や画家の来歴、聖書やギリシャ神話に関する知識を勉強するようになってきたのですから、クラシック音楽鑑賞も同じかもしれません。

    今回の映画では、マルレオケのメンバーのキャラや演奏シーンがとても面白かったのですが、演じている俳優さんたちの多くが実際の演奏家で、単に演奏しているふりをする薄っぺらな演技ではないことがこのシーンのクオリティを高めています。もちろん、テレビドラマの初期の頃から比較すると驚異的な進歩を遂げた玉木宏演じる千秋の指揮ぶりは感動ものでした。
    演奏シーンなど音楽へのこだわりももちろんですが、玉木宏さんとのだめを演じている上野樹里さんの二人のキャスティングなくして「のだめカンタービレ」のドラマ化・映画化は成功しなかったといえるでしょう。

    以前このブログでもご紹介しましたが、私は原作コミックを読まずに200610月のテレビドラマ放送をきっかけとする、映像と音楽だけの軟弱系『のだめマニア』なので、原作コミックでは既に完結したというストーリーの結末をまだ知りません

    のだめカンタービレ #23 (講談社コミックスキス)

    のだめカンタービレ #23 (講談社コミックスキス)

    • 作者: 二ノ宮 知子
    • 出版社/メーカー: 講談社
    • 発売日: 2009/11/27
    • メディア: コミック




      さて、今回の映画は最終楽章の前編で、後編は417日公開予定とのこと。
      原作を読んで結末を早く知りたいという誘惑に負けず、音楽だけで「のだめワールド」を楽しみなが待つことができるか・・・


      <『のだめワールド』を堪能:オススメのCDアルバム>
      「のだめオーケストラ」STORY!

      「のだめオーケストラ」STORY!

      • アーティスト: のだめオーケストラ,ベートーヴェン,モーツァルト,東京都交響楽団,石岡久乃,大田佳弘,清塚信也,河野紘子,三輪郁,大井和郎,野原みどり,梅田俊明
      • 出版社/メーカー: ERJ
      • 発売日: 2007/02/21
      • メディア: CD

        のだめカンタービレ スペシャルBEST!

        のだめカンタービレ スペシャルBEST!

        • アーティスト: プラハ放送交響楽団,のだめオーケストラ,エレット(パヴェル),日本フィルハーモニー交響楽団,三輪郁,野原みどり,茂木大輔,若林顕,沼光絵理佳,上野真
        • 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
        • 発売日: 2007/12/19
        • メディア: CD
    のだめカンタービレ 巴里編

    のだめカンタービレ 巴里編

    • アーティスト: モーツァルト,ショパン,梅田俊明,のだめオーケストラ,小山清,沼光絵理佳,三輪郁,野原みどり,池田昭子
    • 出版社/メーカー: ERJ(SME)(M)
    • 発売日: 2008/10/15
    • メディア: CD
    全楽章を聴きたくなったら、コレのだめカンタービレ ベスト100 (通常盤)

    のだめカンタービレ ベスト100 (通常盤)

    • アーティスト: フランチェスカッティ(ジノ),小山実稚恵,ブロンフマン(イェフィム),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,グールド(グレン),タール(ヤアラ),クリーヴランド管弦楽団,川田知子,ニューヨーク・フィルハーモニック,宮本文昭
    • 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
    • 発売日: 2007/01/01
    • メディア: CD

    映画のラスト、千秋との距離感に打ちのめされたのだめが、雨の中、立ちつくしていたのはヴァンドーム広場
    のだめと千秋、二人の行く末は?
    修正DSC00882のコピー.jpg


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『のだめカンタービレ効果』で『クラシック回帰』・・・サントリーホールで『千秋さま』に会いたい [ミュージック・ライフ]

のだめカンタービレ 巴里編

のだめカンタービレ 巴里編

  • アーティスト: モーツァルト,ショパン,梅田俊明,のだめオーケストラ,小山清,沼光絵理佳,三輪郁,野原みどり,池田昭子
  • 出版社/メーカー: ERJ(SME)(M)
  • 発売日: 2008/10/15
  • メディア: CD

クラシック音楽界をテーマにした「のだめカンタービレは、単行本の累計発行部数が3000万部に迫ろうという人気コミックで、テレビドラマ&アニメ化され、「のだめ・・・」をタイトルにしたCDDVDも多数発売されています。さらには、ゲームソフトも発売され、若者など普段クラシック音楽にあまり接しない人達に『クラシック回帰』現象をもたらしたと言われています。

★ウイーンを舞台に「のだめカンタービレ」が映画化される★
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(ウイーン国立歌劇場とモーツァルトの銅像)
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(モーツァルトが結婚式を挙げたシュテファン大聖堂とパイプオルガン)

原作コミックは、まだ雑誌連載中ですが、物語の終章の映画化ということで、音楽の都・ウイーンを舞台に撮影し、年末から来年にかけて公開予定という『のだめマニア』にはうれしいニュースもあります。

私は原作コミックを読んだことがなく、2006年秋にオンエアされたテレビドラマからのファンですが、深夜枠で放送されたアニメ版のテレビも見たし、DS版のゲームソフトも買いました。

のだめカンタービレ スペシャルBEST!

のだめカンタービレ スペシャルBEST!

  • アーティスト: プラハ放送交響楽団,のだめオーケストラ,エレット(パヴェル),日本フィルハーモニー交響楽団,三輪郁,野原みどり,茂木大輔,若林顕,沼光絵理佳,上野真
  • 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
  • 発売日: 2007/12/19
  • メディア: CD


のだめカンタービレ」の魅力は、若き才能あふれる登場人物たちのユニークなキャラクター設定にあると思います。ピアニストをめざす主人公・野田恵は天才肌ですが、かなりエキセントリックな女の子。もうひとりの主人公で指揮者への道を歩む千秋真一も魅力あふれるイケメン青年。そしてテレビドラマのサウンドトラックのために新たに結成された「のだめオーケストラ」という存在も欠かせません。

のだめカンタービレ 特典 のだめの鍵盤ポーチ付き

ドラマの中で流れた「のだめオーケストラ」の演奏をもっと聴きたくなって、久々にクラシック音楽のCDを色々買いましたが、ゲーム版では、自分が指揮者になりきって演奏できるのが楽しくてかなりはまってしましました。

子供の頃、ヴァイオリンを習っていたので楽器を演奏する楽しさはわかるのですが、指揮者の役割を自分がやるものとして考えたことはありませんでした。このゲームでは、同じ曲目の演奏でも指揮者によって演奏のニュアンスが変化することを実感できるのが面白いです。

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カラヤン広場からみたサントリーホール
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(サントリーホールのバックステージ・ツアーは毎回抽選になる)

先日、日本初のコンサート専用ホールとして作られた「サントリーホール」のバックステージ・ツアーに参加し、ふだん一般人が入れない場所などを見学する機会がありました。198610月開館のこのホールは、クラシック音楽の殿堂にふさわしくバブル期の名残で贅を尽くした施設ですが、2年前のリニューアルでバリアフリー対策も強化されていました。

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出演者控え室:左は指揮者など、右はピアニストなどが使う)

ステージのすぐ横に指揮者やメイン演奏者用の控え室がありますが、ゴージャスなホテル客室のような場所で高めた気分のままでステージに臨むことができる設計になっていました。

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サントリーホールでの演奏会
NHKテレビ「N響アワー」より)

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(パイプオルガンとステージ裏席
見学したとき黒いシートがかかっていた席からは、指揮者の表情が真正面に見える)

サントリーホールには、約6000本のパイプを有する世界最大級のパイプオルガン(オーストリア・リーガ社製)がありますが、その前面の席は、いわゆる“ステージ裏席”。しかし、指揮者の顔がよく見えることから、人気指揮者の演奏会には高価格の席になることもあるそうです。

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(演奏会の記念に貼られたステッカー)
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アーティストのサインボードには小澤征爾さんの名前も)
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(若き才能、ピアニスト辻井伸行さんのサインを発見)


イケメン指揮者というと千秋真一を思い浮かべてしまいますが、テレビドラマ「のだめカンタービレ」(日本編)の最終回はサントリーホールで収録されたことを思い出しました。

実は、購入したCDに挿入されていた応募はがきが見事当選して、サントリーホールの入場券が届いたのですが、収録日が浦和レッズのリーグ初優勝が決まる日と重なってしまいました。愛するレッズの初優勝を見届けて仲間と祝杯をあげるか、“千秋さま”(玉木宏)の指揮による演奏会を堪能するか?
結局“レッズの優勝”を選んだ私は、翌年旅したプラハで、ドラマの欧州編に出てきた「スメタナホール」階下のカフェでお茶を飲みながらも、ホールを見落とし、今回ウイーンで玉木宏が実際に指揮をするシーンを撮影した「楽友協会」も遠景を見ただけというニアミス続き・・・

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(N響の常任指揮者・音楽監督を務めたシャルル・デュトワ氏のかつての伴侶は世界的ピアニストのマルタ・アルゲリッチ。ピアノリサイタルの前に大げんかしてリサイタルが中止になったことも)

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(N響演奏会の藤村俊介さん(前列右から2人目):
写真はNHKテレビ「N響アワー」より)

とはいえ、私に“クラシック音楽の楽しみ”を思い出させてくれたのは「のだめカンタービレ」であることは間違いありません。『千秋さま』とはなかなか巡り会えないのですが、2006年以降、チェンバロ・崎川晶子さん、チェロ・藤村俊介さん、チェレスタ・森ミドリさんという “音楽伝道師”的な素晴らしい演奏家の方々とお知り合いになることができました

原村の小さなホールのボランティア・スタッフとして手伝ったり、以前よりもクラシック音楽の世界をより身近に感じるようになった私も、音楽を楽しむ喜びをもっと多くの方たちと分かち合いたいと思うようになりました。

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原村の小さなホールから始まった小林節子さんの音楽イベントも、今年はスケールアップして大自然の光と風の中に飛び出して行きます。詳細はこちらをご覧ください






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藤村俊介さんの「ラフマニノフ・チェロソナタ」を聴いて、フラストレーションが吹っ飛びました! [ミュージック・ライフ]

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信州・原村リングリンク・ホールではお馴染みのチェロ奏者、藤村俊介さんの銀座・王子ホールでのリサイタルに行ってきました。

クラシック音楽の世界も、最近は技量だけでなく容姿端麗でないと人気演奏家になれない時代といいますが、藤村さんのことを“チェロ界のヨン様”という人もいるとか。

今回は、5月に原村で演奏された「ラフマニノフ・チェロソナタを、ウイーン在住のピアニスト、アヴォ・クユムジャンさんとの共演で、もう一度聴けるというのがとても楽しみでした。

企業のメセナ活動の一環として本社ビルに併設されたこのホールでの演奏会は初体験でしたが、銀座のど真ん中にあるアクセスの良い場所で一流演奏家のコンサートを聴くことのできる贅沢な空間は、シニア層の人気も高いようです。この夜も、前売り券は完売、藤村さんのファン層は幅広いのか若い女性客もかなり目立っていました。

全席自由席というので、開場前から長蛇の列ができていましたが、わずか315席しかない室内楽を中心とするクラシック専門のホールはどこからでもステージがよく見える設計です。
演奏プログラムは、ベートーヴェンの「チェロソナタ第二番」から始まり、ドビュッシーの「チェロソナタ」と続きました

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(08.05原村リングリンク・ホールでの演奏会)
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(リハーサル風景)


サロンコンサート形式の原村リングリンク・ホールでは、毎回、藤村さん自身による曲目の解説などのMCが楽しいのですが、会場入り口で配布されたプログラムにも藤村さんらしい文章が並んでしました。

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冒頭に、“今日の最大の見所、聴き所は何かと、この原稿を書いている1ヶ月前の過去から推察するに「猛者アヴォ・クユムジャンに藤村俊介、最後まで振り落とされずにしがみつき通せるか?」でしょう。”とありました。

どうやらアヴォさんは、リサイタルのチラシ写真にある風貌や経歴から私が想像していたイメージに近いピアニストのようです。

さらに“通常、リサイタルの演出というものには、僕が目立つように静かめのピアニストにお願いするか、普段から慣れ親しんだピアニストと息の合ったところをお聴きいただく等いろいろあると思うのですが、今日、僕の選んだ道は、自分を絶対絶命な立場において能力の限りを導き出すというものでした。”

チェロの定番の名曲として誰にでも知られている、サンサーンスの「白鳥」や、バッハの「G線上のアリア」などが穏やかな曲調なので、藤村さんのこの言葉は意外に思われるかもしれません。
昨年までチェロのソロ・リサイタル経験が殆どなかったけれど、今年の5月に原村で「ラフマニノフ・チェロソナタ」を聴いた私には演奏前からわくわくするようなお言葉でした。

ベートーヴェンもドビュッシーも、エキサイトな躍動感あふれるアヴォさんのピアノとの共演が素晴らしかったのですが、やはり圧巻だったのは休憩後に演奏された「ラフマニノフ・チェロソナタ」でした。
大ピアニストにして大作曲家だったラフマニノフですから、チェロソナタといってもピアノパートは、脇役ではありません。時には華やかな主役に躍り出る場面が多く、技巧も要求され、演奏時間が40分にも及ぶ難曲。
”ロシアン・ロマンチックの極地“というチェロパートは、藤村さんがプログラムに書いた“まさに荒れ狂う裸馬にしがみつくがごとく必死にチェロを弾く”というイメージ通りに、途中で弓の糸が切れるほどアグレッシブな演奏でした。

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(素顔の藤村さん)

演奏後、鳴りやまない拍手に笑顔で応えた藤村さんは、ふだんの”癒し系“ともいえる表情に戻っていましたが、最後まで猛者アヴォさんに果敢に立ち向かった(?)藤村さんはとても素敵でした。

サッカー大好きで、浦和レッズのサポである私は、ここ数ヶ月、”チャレンジ精神やアグレッシブさが感じられない“、”持てる力を出し切ったように見えないプレー“を毎回のように見せつけられてストレスが相当たまっていたのですが、藤村さんの”全力を傾けた演奏“のおかげで久しぶりに気分の高揚を感じることができました。

藤村さんのチェロ演奏CDは、ソロで2枚、フォアシュピーラーを務めるN響のチェリスト4人で結成されたチェロ四重奏「ラ・クァルティーナ」としてこれまでに8枚リリースされています。

カサド:無伴奏チェロ組曲

カサド:無伴奏チェロ組曲

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(「カサド:無伴奏チェロ組曲」CDには、スペインの巨匠・カザルスの故郷カタルーニャ民謡「鳥の歌」も収録されている)

バラ色の光り輝く雲が、ゆっくりと流れ

バラ色の光り輝く雲が、ゆっくりと流れ

  • アーティスト: 藤村俊介,ファリャ,クラフト,ニャタリ,ヴィラ=ロボス,バッハ,グノー,ストルムズ(イヴ)
  • 出版社/メーカー: マイスター・ミュージック
  • 発売日: 2006/04/24
  • メディア: CD

15シーンズ 〜4本のチェロのための作品集8〜

15シーンズ 〜4本のチェロのための作品集8〜

  • アーティスト: 坂本龍一,メイヤー,ロータ,ウィリアムズ,ロジャース,カラス,藤森亮一,藤村俊介,銅銀久弥,桑田歩
  • 出版社/メーカー: マイスター・ミュージック
  • 発売日: 2008/10/24
  • メディア: CD
(「ラ・クァルティーナ」の最新CDは、「第三の男」など巨匠たちの映画音楽集)


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森ミドリさんの「天来の妙音、チェレスタと声明 そして合唱」を聴いた夜 [ミュージック・ライフ]

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上野の旧東京音楽学校奏楽堂で開かれた、森ミドリさんのコンサートに行って来ました。

チェレスタ奏者で作曲家のミドリさんとは、原村のリングリンク・ホールに演奏に来て下さるご縁で、コンサートにも伺うようになりました。

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原村リングリンク・ホールでの森ミドリさん

リングリンク・ホールでの演奏会は、ミドリさんの楽しいおしゃべりがたっぷり、時には会場のお客様と会話しながらリクエスト曲の即興演奏というカジュアルな雰囲気で進行します。

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旧東京音楽学校奏楽堂は、山田耕筰や滝廉太郎の曲も演奏されたホール

今回、第一部は、真言法響会のお坊さんによる「声明」とのコラボ演奏、第二部は、ミドリさん作曲の混声合唱のための組曲「津和野」という珍しい構成の演奏会は早々とチケットが完売になっていました。

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天来の妙音、チェレスタ

祈り・静寂をイメージしたチェレスタ演奏から始まった演奏会は、目にも鮮やかな緑色の法衣に身を包んだ3人の僧侶が「声明」を歌いながら客席横の扉から登場すると、会場内はお寺の本堂のようなスピリチュアルな雰囲気が漂う場になりました。

インドから中国を渡り、日本に伝来したと言われる「声明」は、真言や経文などに節をつけ、唱える、仏教儀式の音楽です。これまでに、真言宗のお坊さんが導師となる通夜葬儀法事などで耳にする機会はありましたが、ステージでの演奏会は初体験です。
『天来の妙音』といわれるチェレスタのやわらかな音色は「声明」との相性も良さそうで、お坊さんたちも気分良く歌い上げてくださったようです。

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(「般若心経」)

仕上げは、プログラムと一緒に挟み込まれていたパンフレットをみながら、客席も一緒に唱えた般若心経」。日頃ご無沙汰しているご先祖様にお供えする気持ちで私も唱和しました。

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短い休憩時間にステージは模様替えし、第二部は、大人数の混声合唱団「東北大学男声OB合唱団・Chor青葉」がステージに登場。幅広い年齢層の団員の中には、白髪姿の方もおみかけします。

画家・安野光雅さんの詩に出会って感動したミドリさんが曲をつけことがきっかけとなってうまれた「津和野」という混声合唱のための組曲を私が聴くのは、今回が2度目ですが、このステージでは、作曲者のミドリさんは、主にピアノ伴奏者としての出演です。

数年前ミドリさんは、演奏会の前に立ち寄った島根県津和野の「安野光雅美術館」で、故郷津和野の情景を読み込んだ安野光雅さんの詩に出会いました。その詩に深く感動し、どうしてもこの詩に曲をつけて演奏したいという衝動に駆られたミドリさんは、その場で急いで詩を書き写すと、その夜別の場所で開かれた演奏会で即興演奏をしたそうです。
この詩に続きを書き足して完成した「津和野の風」をはじめとして、安野光雅さんの詩とミドリさんの曲によってできあがった歌が、「雲の歌 風の曲」という本の誕生につながりました
そしてさらに、そのメロディーを合唱組曲にというリクエストから、組曲「津和野」誕生したのです。

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昨年7月トッパンホールでのコンサート、“チェレスタと歌による 安野光雅・森ミドリの世界”「雲の歌 風の曲コンサート」では、安野光雅さんご自身がステージでお話をなさる予定でしたが、体調不良で欠席されたのがとても残念でした。
今回の演奏会には、安野光雅さんも82歳にはみえない若々しいジーパン姿で客席に元気なお姿を見せてくださいました。

当日演奏された中でも、「津和野の風」という歌を聴いていると、まだ見ぬ津和野の町の昔の情景が目に浮かぶような気がします。
また、「忘れ旅」という歌は、先日原村のコンサートでは、客席も一緒に歌ったのですが、“シュツシュツポツポ”という蒸気機関車の擬音のリフレインがあり、思わず口ずさみたくなる楽しい曲です。
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混声合唱のための組曲「津和野」は、楽譜も出版された

これまで合唱という音楽ジャンルにはあまり興味がなかった私ですが、この「津和野」は楽譜が出版されたこともあり、いつまでも歌い継がれる合唱曲になるような気がします。

そういえば、私は若い頃から「萩・津和野」に憧れていたのになぜか今まで一度も訪れたことがないのです。この詩に描かれた様な情景はもう見ることができないかもしれないけれど、都会育ちだからこそ“日本人の心の故郷”として津和野を見ておきたいと思ったことでした。


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オトナのクラブ活動的ライブ・パーティ [ミュージック・ライフ]

土曜の午後のひととき、今年も、赤坂のライブハウスで開かれた『CLUB21』恒例のパーティに行って来ました。

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★街のイベント会場のステージ経験も豊富な“Happy Timesのお二人。
美矢子さんが演奏する「オートハープ」という楽器アメリカではポピュラーのようですが、日本ではあまりみかけません。


昭和21年生まれの某大学OBOGたちを中心に、学生バンドの経験者や、カントリー&ウエスタンなどアメリカ音楽が好きなメンバーが参加しているオトナのクラブ活動の半年に一度の発表会です。
今回も“ケン川越&ウエスタン・クルナーズ”をゲストバンドに迎えた、
舞台も客席もオーバー60中心のライブ・パーティを堪能してきました。

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★抜群の歌唱力を誇るシェーン・O氏は、ライブステージがやみつきとか。
今回は、21世紀に作られた正統派カントリーのヒット曲を披露。

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★H会長は、ただ歌うだけでは物足りなくなり、60+になってから、ギターの弾き語りに挑戦。

クラブメンバーは日頃、例会でカントリー&ウエスタン音楽の造詣を深め、ダンス、歌、フィドルなどのパートに分かれてレッスンをしながら交流を楽しんでいます。
メンバーの中には、元々学生時代からのキャリアがあり、ライブハウスやイベントに出演しているという人もいますが、このクラブができてから楽器演奏を始めた、まさに50+の手習いも・・

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★ファッションもバッチリ決めてハンク・ウイリアムスの“Your cheating Heartを熱唱。

このパーティ、初めの頃は、「おさらい会にお呼びしたお客様からお金をいただいていいの?」などという意見もでましたが、回を重ねるごとにレベルアップし、生バンドの演奏をバックに本場も顔負けのコスチュームで堂々とした歌いぶりのステージが毎回披露されるようになりました。
メンバーの一人、アメリカ音楽のうんちくを語らせたらとどまることを知らないドックY氏の構成によるこの日のライブは3部構成。

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★結成5年目のフィドル部会は、”Happy Times”との共演でミッチ・ミラーのヒット曲“テキサスの黄色いバラ等を演奏。
リーダーのボビー・N氏は、珍しい5弦のフィドルで低音の魅力をきかせてくれました。

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グループ、デユエット、ソロなどで、メンバーが入れ替わり立ち替わりステージに上がり、カントリー&ウエスタンだけでなく、スタンダードナンバーまで幅広い曲目を演奏。
昔から演歌にあまり縁がなかった私には、若い頃ラジオの深夜放送で親しんだアメリカの音楽の方が体にしみていくような気がします。中には、学生時代からお馴染みの讃美歌のアレンジもあり、懐かしい曲も沢山聴きました。

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カントリーガール・ファッションの松岡先生)

客席の後ろではダンス部会の松岡先生の指導の元、曲にあわせてカントリーダンスのステップを踏む、“なりきりカントリーガールズ&ボーイズ”。
実は、私もメンバーの一人なのですが、サッカー漬けの週末が多く、レッスン参加が途絶えがち。
“男性メンバーはなかなかダンスのステップが覚えられない人が多い”と安心していたら、いつのまにか、いつまでたっても上達しないのは私だけ?

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★カップルやツインズのデュエット、CLUB21の歌姫、男声ソロ・・・と多彩な出演者たち


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