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阿蘇山への旅 その1・・・・・・”火の山”の脅威と向き合い自然風土を守る暮らし [街あるき]

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(噴煙をあげる阿蘇中岳)
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(阿蘇山からの眺望)

連休を前に学生時代からの仲間と一緒に”火の国熊本”の秘湯に泊まり、阿蘇山とその周辺を観光する二泊三日の旅に出かけました。今回は、先輩が幹事となって旅程などを企画してくれたので私は何も考えずに“おまかせツアー”に参加する気楽な旅でした。

到着した日に熊本市内観光、翌日は高千穂峡まで足をのばし、お目当ての阿蘇山観光は3日目でした。
熊本方面は初めてだったので、事前に銀座熊本館で観光パンフレットなどの資料を入手して少しは予習しましたが、実際に行ってみると阿蘇山のスケールの大きさは想像以上のものでした。

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(俵山峠展望所から見た噴煙をあげる阿蘇山)

阿蘇山とは、高岳、中岳、根子岳、烏帽子岳、杵島岳の「阿蘇五岳」の総称で、カルデラ(東西約17㎞、南北約25㎞、面積約350K㎡)の外側にはなだらかな火砕流台地によって外輪山が形成されています。阿蘇エリア外輪山の大部分は「阿蘇くじゅう国立公園」に指定されており、豊かな自然環境の中に多くの温泉や観光スポットが点在しており、とても一日では周り切れません。

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青いガスが右手に流れていると近づけない)

世界最大級のカルデラの中で今も噴煙をあげている中岳火口は、活火山でありながら「阿蘇山ロープウエー」や有料道路利用で簡単にアクセスして火口縁間近まで見学できる阿蘇観光最大の目玉として有名です。

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残念ながら私たちが訪れたときは風向きが悪く、ガス濃度基準オーバーによる立入り規制中でした。周辺に溶岩がごろごろし、“活火山ならではの大迫力”という湯だまりを見学することができませんでしたが、ぜんそくの持病があると低濃度のSO2でも発作を起こすというので要注意です。

阿蘇山は有史以降、火口から溶岩流が流れ出た記録はなく、草千里や山麓の人家などで地元住民の方が被害にあったという報告はないとのこと。しかし、昭和以降中岳火口までの道が整備されたことにより、誰でも簡単に火口縁まで行けるようになったため、火口付近に近づいた観光客などが被災する事故が相次ぎました。噴石や火山ガスによる被害を防ぐために、現在中岳火口周辺はガス自動測定装置が設置され、ガス濃度が一定以上を検出すると立入りが規制されるようになっています。
(→阿蘇山火山防災連絡事務所の西火口規制情報

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(草千里ケ浜)

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(放牧場へ運ばれるあか牛)
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阿蘇の風物詩である草千里では放牧されたあか牛たちがのんびり草をはみ池の水を飲んでいましたが、この緑豊かな大草原を維持するため毎年早春に『野焼き』を行うことで、家畜に有害な虫を駆除し、灌木のはえない美しい草原を保っているとのこと。

『野焼き』実施前には消火隊を養成し、延焼を防ぐ『防火帯』を設けるなど入念な準備をしても、天候条件の急変などで予想外の飛び火による事故がおきる可能性はあるし、実際に他のエリアでは火災や煙による死者のニュースもありました。何百年にもわたって阿蘇の美しい草原を命がけで守ってきた伝統行事ですが、近年は『観光野焼き』が行われる一方で、高齢化による人手不足も問題になっているようです。

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(集落単位の放牧場
ご近所の牛さん達は一カ所に集まるのが好き?)

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(宿の夕食で食べたあか牛のステーキ
バターの風味と相性抜群)


また、広い草原で放牧される阿蘇特産のあか牛は、日本人の好きな霜降り肉でなく身が引き締まった肉質になるため子牛の高値売却は望めないそうで、年寄りの小遣い稼ぎ程度の小規模な農家が多いとか。

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仙酔峡ロープウエー頂上付近
久留米から来た高校生は徒歩登山。)

さて、火口への「阿蘇山ロープウエー」をあきらめた私たちは5月のミヤマキリシマ(ツツジ)で有名な「仙酔峡ロープウエー」に向かいました。しかし、ツツジの見頃には2週間くらい早く、ロープウエーから眺めるピンク色の“花の絨毯”は幻に終わりました。でも溶岩ばかりで草木も生えない火山の風景は一見の価値がありました。

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(空港に向かうバスの車窓から見た俵山:
「あそにしはらウインドファーム」の風力発電用風車がみえる)


マイレージ特典で確保した航空便の都合で、私だけ仲間とは別れて宮地から空港へのバスに乗りました。皆はやまなみハイウエイをドライブして阿蘇山観光の絶景スポット「大観峰」から阿蘇五岳の眺望を満喫したはずです。
ところで今回実現できなかった観光はいつ実現できるでしょうか・・・・・・


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履歴書の書き方

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
by 履歴書の書き方 (2014-09-03 10:02) 

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